がんになっても -がんの治療を、その人「らしい」生活のなかで。-

アストラゼネカ

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乳がん・前立腺がん・肺がんを中心に患者さん・ご家族の体験談、高額療養費制度などの情報を紹介

私からのメッセージ

塩﨑 均さん
自身が専門とするがんに罹患した医師が
たどり着いた「自分らしい病気との向きあい方」

Vol.3 がんが教えてくれた「患者としての気持ち」と「医師としての役割」

「どう生きるか」を考え抜く

塩﨑 均さん

がんにかかる前は、医療者としての私にも個人としての私にもやりたいことがいっぱいあって、死ぬことなど考えてもみませんでした。

それが、命は有限だということがしみじみとわかりました。
それで空しくなるかというとそうではない。
焦るかというとちっともそんなことはない。 むしろすごく楽になりました。

余命はほとんどないと覚悟して、しばし悶々としましたが、ふと残された命を「どう死ぬか」ではなく「いかに生きるべきか」に集中しようという思いに至ったのです。

武士道でいう「どう死ぬか」には「潔さ」が求められます。
それに対し、「どう生きるか」を考え抜くことは「たとえ短くとも今のまま少しでも生きることこそ幸せなのだ」と気づくことだと思うのです。

私は余生をそのように生きようと決意してから、とても楽な心境になっていることに気づきました。

患者さんの生き様をサポート

この経験から医師として私が至った境地が、患者さんに対して、医師は武士道のような「死に様」の手伝いをするのではなく「生き様」の最期を手伝うのが使命だということです。
これを実践することは、座右の銘である西郷隆盛の「敬天愛人」すなわち「天を敬い、人を愛する」ことにもつながります。

どんな患者さんに対しても、本音で語ってその人にあった医療を見つけることが、自分ががんに罹ってからは、以前よりも無理なく自然にできるようになりました。
同じ患者としての戦友みたいな気持ちでしょうか。
患者さんとの間にこれまでと違った絆がそこには生まれるようになったと思います。

皆さまの体験が誰かの生きる力になります

「自分らしくがんと向き合う皆さんの姿、想い」
「患者さんからご家族への想い」「ご家族から患者さんへの想い」

このようなテーマで皆さまからの
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