乳がんの体験談

お母さんが乳がんになりました。 12月に検査し、そのすぐ後に結果が出ました。お母さんは、ショックと混乱で、「私が悪かったんだ」、「私が自己管理をしなかったからがんになってしまったんだ」と、自分を責めることが多くなりました。私にも、「アンタがお母さんに心配ばかりかけるから」と、いつも言っていました。私も、情けないなぁ、お母さんの病気は自分のせいだったのかな、と、私も、自分で自分を責めた日もありました。

でも、お母さんは強かった。すぐに、「よし、入院の準備をしなくっちゃね!」と、明るく元気になりました。ホッとしました♪ そして、ついに入院の一週間前。なんと、しこりが消えてしまったのです!! 「ねぇ、お母さんのしこり、なくなっちゃったよぉ」と、笑いながら言うのです。私は、「そんなはずはない」と思い、一緒に探しました。……が、見つかりません。私とお母さんは、手を取り合って喜びました。「もしかして、がんがなくなったのかもしれない」、「どうしたのかしら」、とちょっとビックリしました。すごいなぁ。でも、病院に行って、マンモグラフィ検査をすると…「やっぱり、左胸にがんはありますね」と、お医者様から言われました。お母さんは、「でも、しこりがなくなったんですよ!?そのしこりは、どこへ行ったのですか!?」と、質問攻めでした。

すると、お医者様は、「それは、私達の常識では有り得ないことなのですが…でも、確かにありませんね。すごいです!!」と、ビックリされるほど。お母さん、すごいっ!! そして、手術ではなく、しこりのあった部位を一応取ってみて、それを、病理検査の結果を待ちました。やはり結果は、同じ。がんでした。でも、それは、まだしこりになる前の、微量のがんでした。「もししこりがなかったら、受診しなかったでしょう?」とお医者様に言われ、「そうですね、不思議です」としか、言い様がありませんでした…!! そして、この前の金曜日、やはり、取り残すと危険なので…と、またまた手術をしました。もちろん、手術は成功♪ 今日も、お見舞いに行ってきました。リンパ節に転移もなく、良かったです。