甲状腺がんの体験談

甲状腺がんが見つかった時にはすでに遅く、進行度は最高レベルの�Wでした。甲状腺がんにしてはかなり重く病院でも１年に１人いるかいないかだといわれました。 ですが、甲状腺という場所だったために、進行するスピードも遅く今すぐ命に関わることはないといわれ、ホッとしたものです。手術は9月末に行い、8時間もかかり、首の筋肉や神経ごと切除しました。医師が反回神経を残してくれたのでしわがれてはいるものの声も奇跡的に出ました。声はもう出なくなる可能性が高いと言われていたので何より嬉しいことでした。 今は再発する可能性が高いので定期的に検診をしているところです。

がんになって、私は、穏やかに生きていきたい、と思う心が強くなりました。再発の危険性が高い以上、がんの恐怖はついて回りますが、そのような中でも常に心穏やかに家族が仲睦まじく過ごせれば、たとえ再発しても転移していても笑顔で戦うことが出来ると、確信しています。