乳がんの体験談

母が一人で行くのは不安だから一緒に行って欲しいというので、検査結果を聞きに病院に行った時のこと。不安に思いながらも母に限ってがんなはずがない！と信じていたのに、先生からがんを告知され・・・病院では気丈にふるまい、母に心配をかけてはいけないと我慢していたけれど、帰りの車の中で運転しながら、とうとう私が泣いてしまった。母に「なんであんたが泣くの！こんなことで負けないんだから。泣くんじゃない。」と言われた。その言葉のとおり、母はどんな治療にも弱音を吐かずいつも明るく頑張った。私も車の中での涙を最後にもう泣かないし、気持ちでも負けない。いつも笑顔で母を笑わせてがんもぶっ飛ばしてやる〜！と決意した。手術に放射線治療に抗がん剤・・・いろんな治療を経験したけれど、いつも家族で仲良く乗り越えて来た。これから先、もう病院のお世話にならないことを祈りつつ、どんなことがあってもまた家族で明るく乗り越えて行こうと思う。母が笑顔で頑張ってくれるから。