乳がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を終了し、定期的な検査通院中

乳がん 23歳 女性 その他

私は大学2年、20歳の時に悪性の葉状腫瘍が発覚しました。

当時私は音大生で、忙しかったのもありますが、胸が申し訳程度にしかなく、右胸にしこりを感じても違和感程度にしか考えていませんでした。

数ヶ月して胸が急に大きくなり、(Bカップのブラでも大きかったのが右だけ、ブラを着けるのも辛い位)赤く腫れていました。

試験が終わって直ぐの時期で、一緒に温泉に行った友人に直ぐに病院に行くように言われ、漸く私は受診。

悪性の葉状腫瘍の可能性が高い事、幸い遠隔転移は見られないものの、リンパ節が腫れており、稀らしいですが腋窩リンパ節転移の可能性を指摘されました。
私は右胸の全摘、腋窩リンパ節郭清の手術を受ける事となりました。
大学は休学を余儀なくされ、留年、抗がん剤治療、リンパ節郭清によるリハビリは1年に及びました。 幸い復学でき、音大という事もあり、留年はなくはない事の為、必要最低限の親しい友人や教職員にしか知られる事なく、右腕に違和感(再発等ではなく、リンパ節郭清の影響)は残ったものの、今年卒業して、講師として母校に残りました。
幸いなのが再発していない事です。

勇気づけられた言葉、場面

私は来月に結婚します。
元々彼氏がいたのですが、癌が発覚して、彼は理解した上で私と別れようとはしなかったのですが、私から別れました。
彼の事を私の親友が好いているのを知っていましたから。
一緒に温泉に行った彼女なのですが、そんな三角関係でも私と親しくしてくれた彼女に幸せになって欲しかったから。
彼女達は今は順調らしいです。
私はそんな事もあり、結婚はおろか、恋愛すら考えものだったのですが、そんな彼女に卒業を控えた去年、紹介されたのが来月結婚する彼です。
1つ年下で保育士さん。
元彼の幼なじみという若干気まずい関係なのですが、彼は私の体の事、元彼との関係も全て理解している上で私を本気で好いてくれました。
最初は私の体の事を知っているとは知らず、私も彼が素敵に感じ、迷っていたのですが、卒業、就職(というか、ピアニストを目指していたのですがプロを諦めて母校に赴任)を期に全部知っている上で付き合ってきた事を語られプロポーズされました。
胸の事を知られたくなくて、彼とは身体を重ねた事はなかった(今思うと知っている上で、私にそういう見方をさせないように気遣ってくれてたのかと)のですが、彼は私を全て受け入れてくれました。
親友と元彼も紹介した身として、私の事を全部話しても彼が当然受け止めてくれると信じていた様で、最初出逢った時から全部知っていたようです。
結婚はおろか、恋愛すら
としか思っていた私ですが、友人に恵まれ、素敵な婚約者に出逢えた事は幸せになる事が赦されたのかな?と思います

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