みなさまの体験談|胆管・胆のうがん

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

胆管・胆のうがん

肝臓で作られる消化液の胆汁は胆管を通じて十二指腸へ送られます。胆のうはこの胆汁をためておく袋状の臓器で、胆汁を胆管へ送る働きがあります。胆汁を十二指腸に送る「胆管」と胆汁をためておく「胆のう」、そして十二指腸につながる乳頭部までを総称して「胆道」と言います。この部分にできるがんは部位によって「胆管がん」「胆のうがん」と呼ばれます。
胆管がんは胆管の上皮に発生し、発生箇所によって分類されます。特に肝内胆管に発生したがんは胆管細胞がんとも呼ばれ、肝細胞がんとともに原発性肝がんとして扱われます。胆管がんの症状には黄疸や腹痛、体重減少などがあります。胆のうがんは胆のうや胆のう管にできたがんです。初期は無症状ですが、進行するにつれ、腹痛や悪心嘔吐、黄疸などの症状が見られます。
胆管がん、胆のうがんを合わせると、1年間に初めて診断された人は10万人あたり17.5人。70歳以上の高齢者に多いがんです。
治療法は胆管がん、胆のうがんともに手術が治癒を期待できる唯一の方法になります。進行度や体の状態により手術が出来ない場合は薬物療法や放射線療法が適応されます。

出典:
国立がん研究センター がん情報サービス「それぞれのがんの解説」
国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」(2015年)

全5件 1〜5件を表示(2024年2月更新)

  • 患者
    • がんの治療を継続中
    胆管・胆のうがん 54歳 女性 パート・アルバイト
    以前から肝機能関連検査値上昇、体重減少、食欲不振という変化が身体におこっていました。腹部エコーをすると、肝臓に8センチもの腫瘍がありました。総合病院にて詳しい検査をうけた結果、肝内胆管がんステージWb。肺転移、リンパ節転移、肝臓にも複数のがん転移がありました。
    大学生の息子を残し、死に・・・続きを読む
  • 患者
    • がんの治療を終了
    胆管・胆のうがん 45歳 男性 会社員
    貧血の治療が終了し、医師より以前確認されていたポリープの経過を調べてみましょうということでエコー検査を受け、胆嚢がんと診断され手術することが決まりました。・・・続きを読む
  • 家族
    • がんの治療を終了
    胆管・胆のうがん 42歳 女性 
    会社を辞めて2年。病気がわかる前は、ハイキングと写真が趣味の父でしたが、昨年夏頃食欲がなくなり、病院の検査で胆のうがんが見つかり、11月に手術をして半年で亡くなりました。手術前がんをはっきり告げず、意志決定させたことを聞き残念でなりません。

    私は術後あれこれ調べ、セカンドオピ・・・続きを読む
  • 家族
    • がんの治療を継続中
    胆管・胆のうがん 38歳 女性 
    当初はひとつの病院・先生にこだわり「この先生に全てお任せしたい」と言い切って聞かなかった母が徐々にセカンドオピニオンなどにも耳を傾けてくれるようになり今の病院を紹介していただき治療中です。
    なんでも多角的に考えなければ…と思い知らされました。腫瘍マーカーの値が転院時は高かったのですが今・・・続きを読む
  • 家族
    • がんの治療を終了
    胆管・胆のうがん 45歳 男性 
    もともと気持ちの小さい人でしたので、最後までがんとは言えませんでした。本人もうすうすは気づいていたかもしれませんが、十二指腸と肝臓が悪くなっていると伝え我慢して治療しないと治らないとうそをついて痛い治療を我慢させました。今思うと、ホスピスに行って静かに又穏やかに死なせたほうが良かったと思ってい・・・続きを読む