乳がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

乳がん 49歳 女性 自営業

2006年6月に進行性乳がんの告知をされました。胸にしこりらしいものがあることに何年か前に気が付いていたのにもかかわらず生理の時に大きくなってあとは小さくなるので乳腺症と思っていました。
しかし2006年の3月ごろから急にしこりらしきものが大きくなり左胸がぼこぼこになるくらい一気に広がっていきました。 ただ事ではないと感じ乳腺外科で有名な先生を受診。ひとりで行きました。私の胸を見てこれはと医師は絶句です。その時に私はがんと悟りました。すでにステージVb。CTの画像は私の左胸いっぱいにがんはひろがり胸骨をも巻き込んでいました。幸いリンパ節転移だけで多臓器への転移は見られませんでした。 この状態で手術できることをラッキーと思いなさいと言われたことが今も脳裏にやきついています。がんが大きかった為皮膚移植までしました。術後は毎週の抗がん剤治療を1年間。4週に1度の抗がん剤を半年つづけました。ホルモン受容体が陽性だったこともありホルモン療法も受けました。 2年再発しなかったらリスクが低くなるよ。胸のポートも抜こうかといわれていた今年6月に骨転移が発見されました。
初診時がVBであったためある程度の覚悟はしてくださいと言われていたのでやっぱり来たかっていう感じでした。
今は4週に1度の点滴とホルモン剤を服用しながら頑張って治療を継続しています。がんが分かる前から自分の店を持とうと心に誓っていたのでがんになっても自分の店をオープンさせました。
治療のあとはさすがにしんどいですが治療日以外休むことなくサロン運営をしています。

勇気づけられた言葉、場面

主人に進行がんだからすぐに手術をしないと危ないらしい。おっぱいなくなっちゃうけどいい?って聞いた時どんな姿になっても貴方にかわりはないよって言ってくれた時本当にうれしかった。

当時勤めていたお店のオーナーが術後お見舞いに来てくれて自分のお店を出したかったら出したらいいよ。いつまでも待ってあげると言われた時。がんばって治そうと思った。

今も生きがいを持ってお店をできることは幸せなことだと思うよ。

あなたはすごいねって言われたときすべての辛さや苦しさが吹っ飛びました。

主治医もあなたが苦しくないようになんとかしてあげたいと寄り添ってくれるのでとてもいい先生に出会えたと感謝しています。