甲状腺がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を終了し、定期的な検査通院中

甲状腺がん 36歳 女性 看護師

夏の健康診断で頸部のしこりを見つけていただき、細胞診検査により甲状腺乳頭がんの告知を受けました。当時、妊娠を望んでいたこともあり、どうしてこのタイミングで…と、それまで描いていた未来は来ないんだな、と絶望しました。さらに、腫瘍は13mmと小さいが、気管に浸潤しているかもしれない、手術しないとはっきり分からないとのこと。もしかしたら気管切開かと怖くてたまりませんでした。診断と同じ年の11月に手術を受けました。麻酔から覚めて、医師からの「気管浸潤しておらず右半分切除で済んでます」の言葉に涙が出たのを覚えています。取ったリンパ節には転移があり、現在、定期検査で転移や再発がないか経過観察中です。自分ががん患者になり経験したことで、患者様の心の痛みや不安がこういうものだったんだと、わかるようになりました。
「あまり心配しないでください。大丈夫です。」と言ってくださった主治医の言葉を胸に、今、在宅看護師としてがん患者様のケアをさせていただいてます。

勇気づけられた言葉、場面

告知後で落ち込んでいた時に、美味しいものでも食べに行こうと連れ出してくれた夫。心を痛めていた両親や妹。家族も精神的につらかったと思います。その家族のためにも、前向きに明るく頑張ろうと思いました!
また、手術当日の晩、言葉にできない苦痛に寄り添いケアしてくださった看護師さん、本当にありがとうございました。

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