喉頭・咽頭がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を終了し、定期的な検査通院中

喉頭・咽頭がん 50歳 女性 

私は昨年の10月末、体調の不調を感じ大学病院で診てもらう事にしました。最初は耳の聞こえが悪く診てもらったところ耳に水がたまっているとの事でした。血痰も出ていたので、先生に話したところ鼻と喉からのものではないので、内科で診てもらって下さいと言われ、内科で診てもらいました。内科の先生に最初は「気管支拡張です」と言われ、止血剤を出すのでしばらく薬を飲む様に言われ一ヶ月くらい薬を飲みました。一ヶ月くらいして、また耳の聞こえが悪くなったので、再度、耳鼻科の方で診てもらいました。その時に内視鏡で診てもらったら、腫瘍があるとの事で細胞を取って調べてもらったところ、一週間して上咽頭がんと言う事がわかりました。その時には喉のリンパにも転移してました。とてもショックでしたが、先生に自分の運命と受け止めて治療に専念するように言われました。今年の一月に入院して五ヵ月半の入院生活の中で、辛かった事も沢山ありましたが、がんになった事で沢山の事も学んだ様な気がします。

  親子の絆、兄弟の絆、友人との絆、そして入院をした時に知り合った人達、先生、そして看護師の人達とのつながりが、どんなに励みになった事でしょうか。がんにならなかったら気がつかないで生活している事がどれだけあったでしょうか。今は人とのつながり、食べる事の喜び、毎日が感謝の気持ちでいっぱいです。 

先月の初めに退院したばかりでがんが消えたのかは、まだ外来で診てもらわないとわかりませんが、病気になって自分の生き方がすごく変わったと思います。今は全ての事に感謝したいと思います。人間は一度は誰でも死ぬのです。泣いても笑っても、何も変わらないのです。それなら前向きに自分らしく生きていきたいと思います。自分の人生だから・・・

勇気づけられた言葉、場面

私が入院して、自分が辛くても明るく振舞っているときに、いろんな人に「貴方は、自分が一番重い病気でいながら、皆んなにパワーを与えて凄いわねぇ〜」って言われたときに、私みたいな人間でも、自分でもわからないところで人にパワーを与えて喜んでもらえてるのかなって思った時に、自分自身が凄く励みになりました。

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