※本サイトに掲載している体験談は個々の患者さんのご経験をインタビューした

内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。

Mrs.K様の発症 / 診断に関する体験談

Mrs.K様の発症 / 診断に関する体験談

肝切除/焼灼、薬物療法などの治療歴があるMrs.K様
肝切除/焼灼、薬物療法などの治療歴があるMrs.K様
Mrs.K様
70代
同居家族:
治療歴
肝切除 / 焼灼
薬物療法
同居家族:
性別   :
女性
発症時年齢:
50代
現在の年齢:
70代
現在の職業:
専業主婦
現在の状態:
抗がん剤治療中
既往歴  :
腎細胞がん、膀胱がん
※患者さんの名前は仮名です。
肝がんヒストリー
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Mrs.K様 肝がんの病歴
Mrs.K様
発症 / 診断
腹膜内悪性腫瘍がわかったとき医師に「勝ちます」と言った
発症 / 診断
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 私は30代から毎年人間ドックを受けていたのですが、50代の頃から肝臓の腫瘍マーカーであるAFPの高値を指摘されていました。CT上では肝臓に異常はなかったため、経過を見ていましたが肝臓ではなく腎細胞がんがわかり、右腎臓を切除しています。術後のフォローアップ検査でAFPの異常高値がみられたため、消化器内科を紹介され、そちらで経過観察を続けていたところ、50代で腹膜内悪性腫瘍がわかりました。当時はこれといった症状はなく「原発不明がん」との診断で、術後は抗がん剤治療を開始しました。のちに、これが肝外発育性肝細胞がんに起因するものだと判明しました。
 50代で腎細胞がんとなり、右腎を切除してしまったことで大きな喪失感に襲われていましたが、翌年に腹膜内悪性腫瘍がわかったときは、なぜか消化器内科の先生に「勝ちます」と言ったことを覚えています。振り返ってみると、「生きたい」との思いがそう言わせたのかもしれません。