※本サイトに掲載している体験談は個々の患者さんのご経験をインタビューした

内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。

パグ様の薬物療法に関する体験談

パグ様の薬物療法に関する体験談

肝切除/焼灼、薬物療法、その他の治療歴があるパグ様
肝切除/焼灼、薬物療法、その他の治療歴があるパグ様
パグ様
20代後半
同居家族:
恋人
治療歴
肝切除 / 焼灼
薬物療法
その他治療
同居家族:
恋人
性別   :
男性
発症時年齢:
20代
現在の年齢:
20代後半
現在の職業:
パーソナルトレーナー
(発症時:会社員)
現在の状態:
経過観察中
既往歴  :
なし
※患者さんの名前は仮名です。
肝がんヒストリー
縦にスライドするとご覧いただけます
パグ様 肝がんの病歴
パグ様
薬物療法
副作用への対処については、ご自身で判断せず、必ず医師や薬剤師・看護師等にご相談ください。
再発・転移が見つかり抗がん剤治療を続けた
薬物療法
下線が引いてある単語を選択すると、用語解説をご覧いただけます。
 再発と同時に、肺にも転移があることがわかり、TAEの退院後、抗がん剤治療も開始しました。医師からは副作用が強い場合は中止するように言われていましたが、「転移に対する治療はこの薬しかない」「とにかく治療を頑張らなくては」という思いで、副作用が出ても抗がん剤治療を続けていました。副作用が続いたため受診したところ、すぐに休薬となり、次の治療(HAIC)に向けてそのまま入院となりました。
 翌年の春からは、別の抗がん剤治療に変更し開始しました。2年近く続けましたが、腹膜炎を発症し、それを機に終了となりました。抗がん剤をやめることで「再発したらどうしよう」という怖さはありましたが、幸いその後は再発なく経過しています。
国立がん研究センター中央病院 薬剤部 阿部 健太郎さん
薬剤師からの一言
薬剤師 阿部様
 肝細胞がんの薬物治療の目的は、治癒を目指すというよりも、病状を悪化させずに生活を維持することの場合が多いですから、生活の質を大切にしていただきたいと思います。患者さんの副作用のご負担が大きいのであれば、「ちょっと休薬してみませんか」と、少し治療をお休みする提案をさせていただくこともあります。悩んだ時は、治療の目的や方針を先生ともよく話し合い、ご一緒に対応を考えていきましょう。