よくあるご質問
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肝機能がどのくらい保たれているかの指標です。肝細胞がんの診断や治療では、肝予備能が重要な指針になります。
主に肝細胞がんで用いられる局所療法の一つです。超音波で観察しながら皮膚の上から細い電極を腫瘍まで差し込み、ラジオ波で腫瘍を加熱して壊死させる治療法です。低侵襲なため手術が難しい患者さんや、高齢で体力が低下している患者さんでも受けることができます。
肝予備能の評価に主に用いられる分類です。脳症、腹水、血清ビリルビン値、血清アルブミン値、プロトロンビン活性値の5項目について基準値ごとにポイントが定められており、5項目の合計ポイントによってAからCに分類されます。ポイントが高くなるにつれて、肝予備能が不良であることを示します。
肝臓がんは、肝臓にできるがんの総称で、「肝がん」といわれることもあります。肝臓から発生する「原発性肝がん」と他の臓器のがんが肝臓に転移してできる「転移性肝がん」があります。
肝臓の主な細胞である肝細胞ががんになったものです。肝臓から発生する「原発性肝がん」のうち、最も多いのが肝細胞がんです。
がん患者さんは、がん自体の症状のほかに、痛み、倦怠感などのさまざまな身体的な症状や、落ち込み、悲しみなどの精神的な苦痛を経験します。「緩和ケア」は、がんと診断されたときから行う、身体的・精神的な苦痛をやわらげるためのケアです。
日本緩和医療学会_緩和ケア.net_緩和ケアってなに?(https://www.kanwacare.net/forpatient/whatis/、2025年4月閲覧)
足の付け根の動脈などからカテーテルという細いチューブを入れ、先端を肝動脈まで挿入し、抗がん剤と肝動脈をふさぐ物質を注入することで、がんに栄養を運んでいる血管をふさぐと同時に抗がん剤での治療効果も期待する治療法です。通常、入院を必要とする治療法です。
手術により腹部を切り開いて肝臓にできたがんを取り除くことです。がんが肝臓にとどまっていて、がんの数が3個以下の場合に行います。
がんの三大療法として、「手術療法」、「薬物療法」、「放射線療法」の3種類があり、薬物療法に使用されるお薬には、抗がん剤、分子標的薬、ホルモン剤、免疫に作用する薬剤などがあります。「細胞障害性抗がん薬」という種類の薬を使う治療のことを、化学療法ということがあります。
がん情報サービス_ 診断と治療_薬物療法(https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/drug_therapy/index.html、2025年4月閲覧)
阻害薬とは
からだを守る免疫細胞がもっている機能を回復させ、がんを攻撃する働きを強める作用をもつ薬剤です。
NAFLD(ナッフルディー;非アルコール性脂肪性肝疾患)はアルコール以外のさまざまな原因で起こる脂肪肝の総称です。 NASH(ナッシュ;非アルコール性脂肪肝炎)はNAFLDから徐々に進行する肝臓病です。
- 1)一般財団法人 日本消化器病学会・一般社団法人 日本肝臓学会 編. 患者さんとご家族のためのNAFLD/NASHガイド2023
https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/disease/pdf/nafld_2023.pdf(2025年4月閲覧)
- 2)一般財団法人 日本消化器病学会・一般社団法人 日本肝臓学会 編. NAFLD/NASH診療ガイドライン2020改訂第2版
https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/nafldnash2020_2_re.pdf(2025年4月閲覧)
全国の「がん診療連携拠点病院」や「小児がん拠点病院」「地域がん診療病院」に設置されている、がんに関するご相談の窓口です。これらの病院は、全国どこにお住まいでも質の高いがんの医療が受けられるように、厚生労働大臣が指定した施設です。指定された施設は、治療の内容や設備、がんに関する情報提供などについて、一定の基準を満たしています。
がん情報サービス:がんの冊子
社会とがんシリーズ がん相談支援センターにご相談ください(https://ganjoho.jp/public/qa_links/brochure/pdf/001.pdf、2025年4月閲覧)
患者が診断や治療選択などについて、現在診療を受けている担当医とは別の医師に求める助言(第2の意見)およびそれを求めることをセカンドオピニオンといいます。セカンドオピニオンは、現在の担当医のもとで治療を受けることを前提に利用するものです。
がん情報サービス_ 診断と治療_治療にあたって_セカンドオピニオン
(https://ganjoho.jp/public/dia_tre/dia_tre_diagnosis/second_opinion.html、2025年4月閲覧)
粒子線は放射線の一種であり、重粒子線と陽子線があります。水素原子核や炭素イオンなどを加速器で加速することで高エネルギー粒子とし、がんの病巣に狙いを絞って照射する放射線治療法です。
(肝動注化学療法とは)
足の付け根から入れたカテーテルを通じて、がんに繋がる冠動脈に、直接抗がん剤を入れる治療です。
がんの診断後に初めて行う薬物治療のことです。
がん情報サービス_病名から探す_肝臓がん(肝細胞がん)_肝臓がん(肝細胞がん)治療_5.薬物療法
(https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/treatment.html#anchor5、2025年4月閲覧)※一部改変
手術療法や薬物療法、放射線治療などの治療により、検査でがんがなくなったことを確認した後、再びがんが現れることです。治療したがんと同じ場所、あるいは近くにがんが現れるだけでなく、別の場所に「転移」としてがんが見つかることも含めて再発といいます。
がん情報サービス_用語集
(https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/index.html#anchor3、2025年4月閲覧)
医療行為を受ける前に、医師および看護師から医療行為について、わかりやすく十分な説明を受け、それに対して患者さんは疑問があれば解消し、内容について十分納得した上で、その医療行為に同意することです。
がん情報サービス_用語集
(https://ganjoho.jp/public/qa_links/dictionary/dic01/index.html#anchor1、2025年4月閲覧)
肝細胞がんが疑われた場合、超音波(エコー)やCT、MRIなどの機器を用いた画像検査と、肝機能や腫瘍マーカー(AFPなど)を確認する血液検査が行われます。それにより、がんの位置や大きさ・個数、肝臓の状態などを把握します。加えて、肝臓の組織の一部をとって検査する「肝生検」や、肝臓の血管にカテーテルをいれて造影を行う「血管造影」が行われることがあります。
肝臓がんの発症初期には自覚症状がほとんどありません。
肝細胞がんの人は、慢性肝疾患(B型肝炎やC型肝炎、アルコール性肝障害、非アルコール性脂肪肝炎、肝硬変など)を伴っていることが多くあり、慢性肝疾患により肝機能が低下すると、黄疸(皮膚や目が黄色くなる)、むくみ、かゆみ、だるさや倦怠感などの症状があらわれることがあります。また、肝細胞がんが進行した場合は、腹部にしこりや圧迫感、痛みがあらわれることがあります。
がん情報サービス_病名から探す_肝臓がん(肝細胞がん)_肝臓がん(肝細胞がん)について
(https://ganjoho.jp/public/cancer/liver/about.html、2025年4月閲覧)※一部改変
病気の予防、診断もしくは治療、または生理機能を変える目的で投与された(投与量にかかわらない)医薬品に対する反応のうち、有害で意図しないものです。医薬品に対する反応とは,有害事象のうち投与された医薬品との因果関係が否定できないものを言います。
治験中に得られる安全性情報の取り扱いについてp.2
(https://www.pmda.go.jp/files/000156127.pdf、2025年4月閲覧)※一部改変
医薬品が投与された際に起こる、あらゆる好ましくない、あるいは意図しない徴侯(臨床検査値の異常を含む)、症状、または病気のことであり、投与された医薬品との因果関係の有無は問いません。
治験中に得られる安全性情報の取り扱いについてp.2
(https://www.pmda.go.jp/files/000156127.pdf、2025年4月閲覧)※一部改変
患者会とは、同じ病気や障害、症状など、何らかの共通する患者体験を持つ人たちが集まり、自主的に運営する会のことです。お互いの悩みや不安を共有したり、情報を交換したり、会によっては、患者のためにさまざまな支援プログラムを用意していたり、社会に対する働きかけを行う活動をしているところもあります。
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター編:患者必携 がんになったら手にとるガイド 普及新版、学研メディカル秀潤社、2013、p.70