医療用語は専門家が使うため、一般の方々には耳慣れない言葉が多いと思います。ここでは、がん医療で比較的多くつかわれる用語について説明いたします。
医療用語は専門家が使うため、一般の方々には耳慣れない言葉が多いと思います。ここでは、がん医療で比較的多くつかわれる用語について説明いたします。
生活の質や人生の質。クオリティ・オブ・ライフの略。
病気そのものに伴う症状、治療の副作用や後遺症などによって、これまで簡単にできていたことができなくなるなど、生活の質に変化が起こります。その内容は患者さんが個々の生活の中で大切にしていることがらにより様々です。手術後の外見の変化や生活上の困難、薬の治療の副作用の種類によっては今まであたりまえに行えた生活に支障を及ぼし生活の質を低下させることもあり『QOLが低下する』などの表現で用いられます。
治療法を選ぶ際、治療効果だけでなく、治療後も治療前となるべく生活が変わらないためにもQOLが良好に保てるかどうかを考えることも大切です。治療効果がやや低くなる場合でも、患者さんの状況によってはQOLの観点からは望ましいといえる治療法もあります。肺がんで手術を受けた患者さんが、手術後に呼吸困難で苦しむのを避けるために、手術よりも治療効果が少し低くなる可能性があっても、放射線治療を選択することもあり得るわけです。