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医療者とのコミュニケーション

五十音順 | 状況別 |  調査からみた医療用語

がん医療用語:五十音順

診察や治療など、医療者との会話で耳にするいくつかの医療用語を集めて解説しています。五十音順で探すことができます。

  • ア行
  • カ行
  • サ行
  • タ行
  • ナ行
  • ハ行
  • マ行
  • ヤ行
  • ラ行
  • ワ行

ガイドライン
科学的に信頼度の高い、診断や治療の基準をまとめた指針。
厚生労働省や学会(医療従事者が病気について議論する大きな学術会議)がまとめています。最新治療を含む多くの情報の妥当性や有効性、安全性を整理して、科学的な視点(EBM)から診断方法、検査方法、治療方法などの指針を示したものです。標準治療をはじめ各種の治療について推奨度や推奨理由が記載されています。病気によっては、医師向けだけでなく、患者さん向けのものも発表されています。

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化学療法(カガクリョウホウ)
化学療法剤とよばれる抗がん剤を用いたがんの治療のこと。
化学療法だけで治療することもありますが、外科手術の前後や、放射線療法の前後に化学療法をしたり、放射線療法と同時に化学療法をしたり、化学療法剤以外の薬剤と組み合わせて使われることもあり、集学的治療と呼ばれています。治癒の目的以外にも再発を防ぐ、がんに伴う症状をやわらげる、他の治療法の効果を高めるなど、さまざまな目的で行われます。化学療法では作用の異なる複数の抗がん剤を同時に使って効果を高める多剤併用化学療法が一般的です。最近では多剤併用化学療法による副作用を分散させるために治療スケジュールや投与量などが工夫されています。使用される化学療法剤によって様々ですが主な副作用には、脱毛、嘔気(吐き気)、下痢、骨髄抑制などがあります。 副作用はQOLにも影響するため、治療の前には、どのような副作用が予測されるのか医師に確認することが大切です。

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喀痰細胞診(カクタンサイボウシン)
痰(たん)の中にある細胞を調べがんの有無を調べる検査。
喀痰とは痰(たん)のことで、咳や咳払いをしたときに吐き出される分泌物です。肺がんになっていると、がん細胞がはがれて痰(たん)に混ざります。痰(たん)の中の細胞を染色し、顕微鏡で痰(たん)を観察して、がん細胞の有無を調べるわけです。検査の結果、陽性の場合はがんが強く疑われますが、陰性でもがんではない証拠にはならないので注意が必要です。つまり、本当に陰性の場合と、偽陰性(本当は陽性なのに、陰性のようにみえること)の場合があるのです。肺がんを早期に発見できる検査の一つです。

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合併症(ガッペイショウ)
ある病気と同時に起こっている他の病気。
がんの患者さんが糖尿病もあることなどは、よくみられる例です。ある病気が原因となって起こる他の病気や、検査や治療の結果新たに起こってきた病気も合併症と呼びます。たとえば、がんが骨にまで広がり、骨の痛みを感じたり、消化器の手術後に腸が癒着して腸閉塞を起こしたりする場合も合併症です。
治療法を選択する場合、単独の病気だけでなく、がんの進行に伴い、あるいは治療に伴い、どのような症状が起こりうるかについても知ることは大切です。

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緩和ケア(カンワケア)
痛みや呼吸困難、吐き気など諸症状のコントロールや心理面への対処。
がんそのものを治す治療ではありませんが、痛みやさまざまな不快な症状を改善することで、QOL(生活の質)の維持、向上を目指します。がん自体が大きくなってまわりの臓器や神経を圧迫することが原因となる痛みのほか、治療による副作用や後遺症、または合併症などに伴う症状も、緩和ケアの対象です。とくに痛みについては、WHO(世界保健機関)が「がんの痛みからの解放」と題する緩和ケアの標準的な取り組み方を発表しています。このなかでは、痛みの強さに応じ、早い段階から積極的に痛みを取り除くことが勧められています。がん治療の早期からQOLの維持、向上を目指し必要に応じて精神的なサポートなどがなされるべきであり、それらも緩和ケアの範囲に含まれています。

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既往歴(キオウレキ)
これまでかかったことのある病気の履歴。
健康状態の移り変わり、出産経験、薬の副作用、輸血の有無など、健康に関連することがらも既往歴に含まれます。既往歴を知ることで、医師は患者さんの体質や治療法の向き不向きを判別することができます。既往歴によっては、使えない薬や治療法もあります。 既往歴は自分で伝えないと医師にはわからないので、初めて訪れる医療機関や、手術が必要なときなどは、自分の既往歴を整理したメモを持参して、正しく伝えることが大切です。

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気管支鏡検査(キカンシキョウケンサ)
口や鼻と肺をつなぐ空気の通り道である気管支に、内視鏡という器具を入れて調べる検査。
肺がんが疑われる場合などに行われます。鼻もしくは口からビデオカメラを付けた内視鏡を送り込み、気管、気管支、肺の入口をモニターで観察し、がんなど病的な異変がないかを調べる検査です。麻酔(局所麻酔)をして検査をします。観察するだけでなく、先端にブラシやつまむ操作ができる器具(鉗子)を管の中に通して、組織や異物、分泌物をとったり、その場でレーザーを照射して、がんを治療したりすることもあります。

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QOL(キューオーエル)
生活の質や人生の質。クオリティ・オブ・ライフの略。
病気そのものに伴う症状、治療の副作用や後遺症などによって、これまで簡単にできていたことができなくなるなど、生活の質に変化が起こります。その内容は患者さんが個々の生活の中で大切にしていることがらにより様々です。手術後の外見の変化や生活上の困難、薬の治療の副作用の種類によっては今まであたりまえに行えた生活に支障を及ぼし生活の質を低下させることもあり『QOLが低下する』などの表現で用いられます。
治療法を選ぶ際、治療効果だけでなく、治療後も治療前となるべく生活が変わらないためにもQOLが良好に保てるかどうかを考えることも大切です。治療効果がやや低くなる場合でも、患者さんの状況によってはQOLの観点からは望ましいといえる治療法もあります。肺がんで手術を受けた患者さんが、手術後に呼吸困難で苦しむのを避けるために、手術よりも治療効果が少し低くなる可能性があっても、放射線治療を選択することもあり得るわけです。

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胸腔鏡検査(キョウクウキョウケンサ)
胸壁にあけた穴から器具を入れ、胸の中を観察する検査。
胸に小さな孔を数カ所開けて、そこから胸腔鏡と呼ばれる内視鏡や検査器具などを入れて行う検査です。肺を観察するだけではなく、器具を使って肺がんが疑われる組織をとり(生検)、顕微鏡で観察して診断することも可能です。口または鼻から内視鏡を入れる気管支内視鏡検査では、十分に観察できなかった場所も観察できます。病状によっては、そのまま胸腔鏡手術に移行できるのも大きな利点です。体にメスをいれて切り開く場合に比べて、検査や手術の身体的負担がかなり軽いため、その後の回復も早くなります。

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局所再発(キョクショサイハツ)
がんがいったん治ったようにみえたのに、最初にできた場所の近くに再びがんが見つかること。
治療によってがんが治ったと思われる場合でも、検査ではわからない程度の小さながんが残っていたり、みえないけれどもがん細胞が周囲に広がっていて最初にできた場所の近くに、しばらくたってからがんが再び見つかることがあります。これを局所再発といいます。手術で取り除くことが可能な大きさの場合は、根治手術が行われることもありますし、放射線治療が行われる場合もあります。

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禁忌(キンキ)
危険な状態になることが予測されるため、行ってはならない治療や薬物の使用のこと。
ある患者さんには効果のある治療法でも、別の患者さんではかえって病気が悪化したり、別の症状がでたりすることがあります。患者さんは一人ひとり、体質、病状、合併症などが違うからです。そこで、薬の飲み合わせや治療法について、これこれの場合には使ってはいけない、というルールが定められています。それが禁忌です。薬や治療法を医師が検討する上では重要な情報です。
既往歴や体質、現在飲んでいる薬などの情報はどんな小さなことも必ず医師に伝えましょう。

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血中濃度(ケッチュウノウド)
ある薬が血液中に存在する濃度。
一般に薬を飲んでから、あるいは注射をしてから、ある一定の時間が経過した後に血中濃度は一番高くなり、その後、時間とともに低くなります。その時間は薬によって異なります。薬は血中濃度が一定に達するまでは効果が現れません。また、一定の濃度を超え、一定時間以上その状態が続くと逆に中毒や副作用の症状が出てしまいます。薬は血中濃度を考えて、どのくらいの分量を使えばいいか決められています。したがって、決められた分量以上を使うと副作用が強く現れます。また、決められた分量より少ないと効果が現れません。
薬を飲む場合は、医師や薬剤師の先生の指示に従い、決められた量を、決められた時期に飲みましょう。

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原発巣(ゲンパツソウ)
がんが最初にできた場所にある、がんのかたまり。
がんは最初、どこかの場所にできて、それが増えてかたまりを作り、大きくなるなかでがん細胞は周囲のリンパ節などへと広がり(浸潤)、血液中やリンパ液中を流れて原発巣を離れて運ばれ、まったく別の場所に転移して新たなかたまりを作り始めます。最初にどこにできたがんかを見極めることは、治療方針を立てるのに大切な情報です。ただし、原発巣が非常に小さかったり、発見しにくいところだったりする場合は原発巣がわからないこともあります。その場合は、ある程度の予測を立てながら、治療を進めていくことになります。

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効果判定(コウカハンテイ)
がんにどの程度治療が効いているのかを判定すること。
薬による治療、放射線療法の効果を示す物差しの一つとして、CT検査、超音波検査、内視鏡検査などで、がんのかたまりがどの程度縮小したかを調べ、数値で示す方法が使われています。がんによっては、国際的な判定基準が定められているものもあります。効果判定の結果は、治療後の病状を確かめるためや今後の治療方針を検討するときにも参考になります。

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硬結(コウケツ)
体の表面や柔らかい組織が病的に硬くなること。
前立腺がんや口腔がん、乳がんなどでは、がんの存在を硬結としてとらえて医師の診察で見つけることができます。ただし、硬い部分があっても、そのすべてががんとは限らず、硬結は充血、炎症によってもみられます。たとえば、治療の際にも注射した部位が炎症などで硬くなったりする場合があります。注射したところの炎症による硬結が強い場合、違和感を感じることもあります。組織の表面が盛り上がってできた硬いこぶは腫瘤(しゅりゅう)と呼んで区別します。

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告知(コクチ)
病名や病態を医師が患者さんに伝えること。
患者さんが病状の説明を受けることも含まれます。自分自身の病気の状態を知り治療を選択するという自己決定権の考え方からも、医師は本人に告知するのが一般的です。告知によって患者さんは自分の病状を知るだけでなく、病状を知ることで様々な治療の選択肢を知ることができ治療に積極的に取り組むことができます。また告知は患者さん自身が自分らしい生活を送るためにも患者さん、家族にとって重要なことです。しかし、一般にはがんが「死にいたる病い」と受けとめられているため、がんと告げられると患者さんは「頭の中が真っ白になった」と訴える場合が多いのです。その状態から3週間くらいかかって立ち直るのですが、この過程に対する精神的なサポートも告知に伴う大切な側面です。

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骨シンチグラフィ(コツシンチグラフィ)
骨にがんが転移しているかどうかを、放射線を発する物質(アイソトープ)によって全身にわたって調べる検査。
がん以外の骨の病気や骨折、骨周辺組織の炎症などもわかります。時にがんの転移と炎症を区別しにくい場合もあります。アイソトープを注射し、薬が体の中に行きわたった頃合いを見計らって特殊なカメラで全身の撮影をします。注射する薬剤は、骨の異常部分に集まる性質を持っているため、がんの場合に、骨に転移していないかを調べるのに役立ちます。なお、検査に使用する薬剤の放射線はごく微量で数日中には尿や便から排泄されて、放射能はなくなります。

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骨髄抑制(コツズイヨクセイ)
治療の副作用などにより骨髄(赤血球、白血球、血小板といった血液成分を造る場所)が十分に働かなくなる治療の副作用のこと。
がんの治療で化学療法や放射線療法をすると、骨髄が十分に働かなくなる重い副作用がみられることがあります。骨髄は血液を作っている臓器で、その働きが十分でなくなると、白血球をはじめとする血液成分が減少します。白血球がある一定の数値以下に減少すると、感染症にかかりやすくなり、重症の場合は命にかかわる状態になることもあります。ほかに血小板が減ると出血しやすくなり、赤血球が減ると貧血になります。近年、骨髄抑制を軽くする薬も開発されてきましたが、いまも治療上の難しい問題のひとつです。

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根治手術(コンチシュジュツ)
病気を完全に治すことを目指す手術。
がんの場合、周囲の組織にがんが広がっている可能性も考えて、がんのかたまりを完全に取り除くことを目的に幅広く切り取るのが根治手術の基本です。標準的な切除範囲よりも大きく切り取るものを拡大手術と呼びます。術後の体の回復やQOL(生活の質)に配慮し、がんの取り残しがなくかつ、がんの周り以外の切除する範囲をなるべく少なくするように工夫する縮小手術と呼ばれる手術方法もあります。これらの術式の選択はがんの大きさや進行度によって変わってきます。また根治手術に対して、症状をやわらげたり、他の治療の効果を高めたりすることを目的にする手術を姑息(こそく)手術といいます。

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