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医療者とのコミュニケーション

五十音順 | 状況別 |  調査からみた医療用語

がん医療用語:五十音順

診察や治療など、医療者との会話で耳にするいくつかの医療用語を集めて解説しています。五十音順で探すことができます。

  • ア行
  • カ行
  • サ行
  • タ行
  • ナ行
  • ハ行
  • マ行
  • ヤ行
  • ラ行
  • ワ行

対症療法(タイショウリョウホウ)
病気に伴う症状をなくしたりやわらげる治療。
病気の原因に働きかけて治すことを目指す治療である原因療法とは異なり、病気に伴っておきている症状をおさめることを目的とした治療をいいます。たとえば病気に伴っておきている症状である、発熱や痛みに対して解熱鎮痛薬を使うことや、吐き気がある場合に吐き気止めの薬をつかうことが、対症療法にあたります。がん治療においては、がんに伴う様々な症状に対して対症療法はQOL(生活の質)を高める上で、がんそのものへの治療と併せておこなわれることがあります。がんが骨に転移したことに伴う痛みに対する、放射線治療を含めた鎮痛のための治療も対症療法にあたります。

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耐性(タイセイ)
治療や薬に対して体が示す抵抗性。
ある治療をしたときに、初めは大きな効果があっても、繰り返して治療するうちに、その効果が小さくなることがあります。これが耐性です。抗がん剤などの薬に対する抵抗性には、患者さんの体の状態とがん細胞側の状態の2つがあります。患者さんの体の状態に関係する抵抗性には、その薬が体の中で代謝されやすくなって効果がなくなる場合や、排泄されやすくなって効果を発揮する前に体からどんどん失われて効果が小さくなる場合などが考えられます。がん細胞側の抵抗性としてはがん細胞の性質が変化して、薬剤の効果を受けにくくなるなどがあります。

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多剤併用療法(タザイヘイヨウリョウホウ)
いくつかの薬を組み合わせる治療法。
治療効果が高まり、かつ、副作用が減ることを期待して、複数の抗がん剤を組み合わせる方法です。複数の抗がん剤は、組み合わせるだけではなく治療のスケジュールなどを変えることでも治療効果を高めるよう臨床試験などで検討されています。

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治験(チケン)
新しい薬の認可を得るために必要な研究を目的とした診療の場での試験。
薬が開発され患者さんの手に届くには厚生労働省の承認が必要です。そのために、実際に患者さんに使い、病気に対する効果や安全性を確認する必要があります。一般にヒトを対象にした薬の試験を臨床試験といいますが、臨床試験の中でもとくに、新薬の厚生労働省からの承認を目的にしたものを治験といいます。治験は、患者さんの同意をもって行われます。治験が行われている病院では、医師から治療法の選択肢の一つとして紹介される場合もあります。最近では新聞広告などで参加者を募集していることもあります。
抗がん剤の治験の状況は、国立がんセンターのがん対策情報センターのホームページ(http://www.ncc.go.jp)に関連機関の情報も含めて掲載していますので、参考にしてください。

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治癒(チユ)
病気やけがが完全に治ること。
がんの場合、治療によって検査でみつけられるがんはいったんなくすことができても、再びがんがぶり返すこと(再発または再燃など)が珍しくありません。検査の精度に限界があるため、非常に小さながんが体に残っていても、わからないことがあるからです。病気がぶり返すことがない状態にまで回復したと判断されるときに、治癒という言葉が使われます。がんでは一般に、治療後5年を一つの区切りとし、5年を治癒の目安としています。

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超音波検査(チョウオンパケンサ)
超音波を体に当て、反射波を画像にして体内を調べる検査。
潜水艦のソナーや魚雷探知機も原理は同じです。各種がんの診断のために超音波検査はよく使われています。検査の際は、患者さんが寝台に横たわり、医師や検査技師が検査する部分にゼリーを塗ってプローブと呼ばれる超音波を出す機器で皮膚の上をなでていくと、その下にある臓器の様子が描き出されます。超音波を体に当てても痛みなどはありません。検査をしながら、患者さんも一緒に画像をみることもできます。反射波のことをエコーと呼ぶことから、エコー検査ともいいます。

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直腸診(チョクチョウシン)
指を肛門から直腸内に入れて診察する方法。
痔、直腸がん、前立腺肥大症、前立腺がんの診断に役立つ検査です。特に前立腺については、直腸内の壁ごしに触れることができるため、大きさ、位置、硬さなどがよくわかります。前立腺は本来、弾力性を持っていますが、前立腺がんの場合で進行したものでは、がんの部分がゴツゴツしていて石のように硬いので、泌尿器科の専門医ならがんを疑うことができます。また、前立腺の大きさは本来、くるみ程度ですが、前立腺が肥大している場合は鶏卵程度からさらに大きくなっているため、直腸診でもわかりますし、経直腸的超音波検査を併用すると、前立腺のより客観的な情報が得られます。なお、婦人科がんの診断の場合は、膣の中に指を入れて触診したり、内部を直接観察する視診が行われます。

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TNM分類(ティーエヌエムブンルイ)
がんの進行度を判定する基準で、国際対がん連合が採用している病期分類。
病期とはがんの進行度を示します。Tは発生したがんの大きさ・広がり・深さの程度を、Nは周囲のリンパ節へのがんの広がりぐあい(浸潤)を、Mは他の臓器へのがんの転移の有無を数値で示しています。T、Nは0〜4の5段階、Mは0と1の2段階の数字を付けて大きく分類する仕組み。0は「無い」ことをあらわし、1〜4は数字が大きいほど程度が重いことを示します。たとえば乳がんでは、しこりが大きいほどTの数字が大きくなりますし、Nは1なら腋のリンパ節への転移が疑われます。Mは0なら乳房から遠い場所には転移がないことを、1なら転移があることをあらわし、例えばT2N1M0などと表現します。詳細は臓器ごとに異なり、それぞれ分類の基準が定められています。

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適応外(テキオウガイ)
薬や検査など、保険診療で認められている以外の病気に使うこと。
保険診療では、薬の場合、一つひとつの薬について、どんな病気に使ってよいか、その使用できる範囲が定められています。たとえば、海外で使われている薬でも、日本で臨床試験(治験)を経て有効性と安全性が認められなければ、保険が適用されません。日本で承認されていない薬の使用は、患者さんと医師の十分な話し合いと合意の上で薬を使うことができますが、その場合、診療にかかる費用は全額を患者さんが負担しなくてはなりません。抗がん薬の場合、海外で優れた実績のある薬は、わが国でもなるべく早く保険診療で使えるような取り組みや臨床試験(治験)が進みつつあります。

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適応障害(テキオウショウガイ)
環境の変化や病気になったことなどによる状況に適応できないために、日常生活に支障が生じる状態。
がんの場合、がんと診断されると、死の恐怖、痛みへの恐れ、治療による副作用の不安、社会的・経済的な心配など、さまざまな心理的ストレスがかかります。このため、精神的に混乱し、ふつうの日常生活を送ることができないほどの強い不安を感じたり、抑うつ状態に陥ったり、不眠になったり、食欲がなくなったりすることが少なくありません。このことは特別なことではありません。こうした心の状態を適応障害といいます。
このようながん治療中の精神的な治療も緩和ケアに含まれており、そのような場合は主治医をはじめ医療従事者への相談や心のケアを専門とする先生に診ていただくことが大切です。

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摘出(テキシュツ)
手術で切り取って組織を取り出すこと。
がんの手術療法では、がん細胞のかたまりの部分や、がんが広がっている疑いのある周囲のリンパ節などを切り取って、一緒に取り出します。摘出された組織は、がんの悪性度や性質を調べるための病理検査を行いますし、また最近はあらかじめ患者さんに了解をいただいたうえで、遺伝子解析などに使われることがあります。

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テストステロン
主に精巣でつくられる男性ホルモン。
精巣のほか、副腎からもわずかに分泌されています。テストステロンなどの男性ホルモンは体の様々なところに関係するホルモンです。前立腺がんの場合はテストステロンに刺激されて、発生し進展します。そのため、テストステロンの分泌を減らしたり、働きを妨げたりする薬をもちいたホルモン療法が行われます。前立腺がんで精巣をとる外科治療(除睾術)は、テストステロンの分泌を減らすために行うものです。

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転移(テンイ)
がんが体内の他の場所に飛び火すること。
がん細胞はどんどん増えてかたまりを作りますが、そのうちの一部のがん細胞が血液やリンパ液の流れに乗るなどして、別の場所に飛び火し、そこで新たなかたまりを作り始めます。これが転移と呼ばれるものです。がん細胞の転移は、骨や臓器など多岐にわたりがんの種類によって転移しやすい場所もさまざまです。転移があると、もともとがんができた場所だけを手術で切り取ったり、放射線で治療したりしても、がんを治したとは言えません。一般に、転移を伴うような進行がんでは治療が非常に難しくなります。つまり、転移があるかどうかは、治療法を決める際の大切なポイントの一つです。

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疼痛(トウツウ)
ずきずきしたり、うずいたりするような痛みのこと。
痛みにはいろいろな種類がありますが、疼痛という言葉は、医学では痛み全般を指しています。がんによる痛みの場合は、がん性疼痛という言い方をすることがあります。 がんに罹っているときの痛みについては、「どこの場所が」、「いつから」、「どうしたときに」、「どんなふうに」、「どのくらい」痛むのか、詳しく医師に伝えることが大切です。この情報を手がかりにして、医師は痛みの原因を推測し、どんな検査・治療をすればいいのかを決めます。また、同時に苦痛を取り除くための薬を処方します。

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