膀胱がんと生きる
患者さんが語る“治療後の生活”
※本サイトに掲載している体験談は、個々の患者さんへのインタビューの内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。また、本サイトに記載されている症状などがあっても、膀胱がんとは限りません。ご自身の症状で気になることがあれば、医療機関を受診し、医師にご相談ください。
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性別女性
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診断時の年齢50代後半
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現在の年齢50代後半
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診断筋層非浸潤性膀胱がん
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治療歴経尿道的膀胱腫瘍
切除術
(TURBT)
治療後
経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)を受けた直後からしばらくの間は、体調の変化を実感しました。特に気になったのは頻尿で、尿の出方も以前とは違い、勢いが弱くなったように感じました。
また、少し体を動かしただけで息が上がってしまい、以前より体力が落ちていることを実感しました。そのため、無理はせず、様子をみながら少しずつ体を動かすように心がけていました。
半年ほど経つ頃には体調も徐々に回復し、現在はほぼ元の状態に戻っています。
現在は、3ヵ月に1回のペースで膀胱鏡検査と尿細胞診を受けています。定期検診の日が近づくと「再発していないかな」と心配になって、数日前から緊張してしまいます。毎回、「何もありませんように」と思いながら検査を受けています。
検査後に先生から「大丈夫です。問題ないですよ」と言っていただけると、「ああ、よかった」と心から安心します。
定期検診のときには、体調の変化や日常生活で気になっていることを、できるだけ先生に聞くようにしています。例えば、術後すぐの頃には、いつ頃から運動を再開してよいのか、生活の中で気を付けたほうがよいことはあるのか、といったことを相談しました。
先生からは「術後すぐは体力がまだ回復していないので、無理な運動は控えたほうがよいでしょう」と説明がありました。また、自転車についても「振動で下腹部に負担がかかることがあるので、長時間乗ることは控えてください」と具体的に教えていただき、とても参考になりました。
また、検査前に感じる不安について相談したときには、「再発したとしても、また手術で取ることができます。そのために定期検診を受けているのですから、大丈夫ですよ」と言っていただき、気持ちが落ち着きました。
もともと趣味でダンスを続けていたので、治療後も「できる範囲で体を動かしたい」という気持ちがありました。そこで、術後2~3ヵ月ほど経った頃から、様子をみながら少しずつ再開しました。
ただ、再開してみると以前と同じようには踊れず、レッスンに通う間隔を空けたりしながら、徐々に自分のペースを取り戻していきました。
今では体力もすっかり戻り、以前と同じようにダンスを楽しんでいます。
あらゆるがん患者さんを対象にした患者会に何回か参加しました。患者会では、同じ病気の方同士でテーブルに分かれて自己紹介をし、その後、治療や通院、日常生活のことなどについて情報交換をしました。
その中で、私と同じように膀胱がんの治療を受けた女性の方と知り合いになったので、患者会の場だけでなく、その後も個別に連絡を取り合うようになりました。気になることがあるときには相談したり、診察のときに先生から聞いた生活上の注意点などについて情報を共有したりしています。女性同士ということもあり、気兼ねなく話ができるため、その方との交流は大きな支えになっています。
膀胱がんになるまでは、10年後や20年後も当たり前に生きているものだと思っていました。しかし、実際にがんを経験してからは、それが当たり前のことではない、ということを実感しました。
それからは、「やりたいことがあれば、できるうちにやっておこう」と考えるようになり、できるだけ我慢をせず、自分の気持ちを大切にして過ごすようになりました。
今は、以前から憧れていた京都の舞妓さんのいるお店に行ってみたいと思っていて、少しずつ旅行の計画を立てています。考えているだけでも楽しみです。
膀胱がんは再発率が高いと言われていることもあり、不安を感じる方もいらっしゃると思います。私自身も、定期検診が近づくと不安になることがあります。
ただ、再発した場合でも、その都度手術をしたり、他にも治療法はあると聞いているので、定期検診をしっかり受けて、早めに対応できるようにすることが大切だと感じています。
不安を抱え込みすぎず、気になることがあれば先生に相談しながら、日常生活は自分のペースで過ごしていけたらよいのではないでしょうか。