膀胱がんと生きる

患者さんが語る“治療後の生活”

患者カード 患者カード Dさん
  • 性別
    男性
  • 診断時の年齢
    50代後半
  • 現在の年齢
    60代後半
  • 診断
    筋層非浸潤性膀胱がん
    から
    筋層浸潤性膀胱が
    んへ進展
  • 治療歴
    経尿道的膀胱腫瘍
    切除術
    (TURBT)、
    膀胱内注入療法、
    膀胱全摘除術
Dさん
Dさんの病歴 1 2
Dさんの病歴 1 2
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膀胱全摘除術後

ストーマ造設後の変化と工夫 1
膀胱全摘除術とストーマ造設後、生活はどのように変わりましたか?

ストーマのある生活になってからは、お腹にストーマ装具(パウチ)を付け、装具と接続することで尿を足元にためるレッグバッグを使って過ごしています。

ストーマ造設後に一番苦労したのは尿漏れを防ぐことでした。装具の面板(お腹に貼る部分)が剥がれたり、装具とレッグバッグの接続部分がきちんとはまっていなかったりすると、思わぬタイミングで漏れてしまうことがありました。運転中にズボンや靴、車の床まで濡れてしまうこともありました。
そこで、ストーマ外来で相談したところ、面板が大きい装具があることを教えてもらい、早速試してみると剥がれにくくなり、漏れも少なくなりました。

画像 車を運転するDさん

また、レッグバッグの排出口付近は、開け閉めの際に破れて穴が開いてしまうことがあったため、テープで補強し、破れにくくなるよう工夫しています。
さらに、万が一漏れてしまったときにすぐ対応できるよう、外出時は予備の装具セットと、尿を吸収する尿取りパッドを常に持ち歩いています。
このように尿漏れに対する対策は必要になりますが、レッグバッグはお腹に付ける装具と接続することで尿を多くためられ、排泄物の処理の回数を減らせることに加え、動きやすい点も含めて、仕事で車を運転することが多い自分には合っています。
また、夜中にトイレで起きることがなくなりぐっすり眠れるようになったり、長い映画でもトイレの心配をせずに楽しめたりと、メリットも感じています。

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安心のために今後も続けていく定期検診2
膀胱全摘除術後の定期検診の状況について教えてください。

術後3年目までは3ヵ月ごとの受診でしたが、その後は6ヵ月ごとに通院し、尿検査、血液検査、CT検査を受けています。
検診の前は「何かみつかるのではないか」と今でも少し緊張しますが、先生から「再発も転移もみられません。大丈夫ですよ」と言われると、本当に安心します。結果は必ず家族にも報告していて、「今回も大丈夫だった」と伝えると、家族も安心している様子です。
先日、術後5年目を迎えたタイミングで、先生から定期検診は1年に1回でもよいのではないか、という提案がありましたが、何か異常があったときに早めに気付けるほうが安心なので、引き続き6ヵ月ごとの検診を希望することを伝えました。今後の検診の頻度についても、先生と相談しながら決めていく予定です。

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メッセージ

希望を持って治療に向き合うことが大切
最後に、ストーマを造設する患者さんにメッセージをお願いします。

膀胱を摘出してストーマのある生活になっても、家族と出かけたり、美味しいものを食べたり、楽しめることはたくさんあります。
これから膀胱全摘除術を受ける方には、前向きな気持ちで治療に臨み、治療後も充実した日々を過ごしてほしいと思います。

画像 家族と歩くDさん
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