納得して治療を
受けるために
患者さんが語る“治療決定までの経緯と治療の実際”
※本サイトに掲載している体験談は、個々の患者さんへのインタビューの内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。また、本サイトに記載されている症状などがあっても、膀胱がんとは限りません。ご自身の症状で気になることがあれば、医療機関を受診し、医師にご相談ください。
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性別男性
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診断時の年齢40代後半
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現在の年齢50代前半
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診断筋層非浸潤性膀胱がん
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治療歴経尿道的膀胱腫瘍
切除術
(TURBT)
症状発現~診断
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排尿するときに痛みと血尿が出ていたのですが、30代の頃から尿管結石を起こすことが多かったので、最初は「そのうち石が出たらおさまるだろう」と深刻に考えずに、しばらく様子をみていました。
ところが数ヵ月経っても症状はおさまらず、痛みも続いたままでした。さらに、今までよりも真っ赤な血尿が出るようになり、量も多くなってきたため、「これはただ事ではない」と不安になり、ようやく泌尿器科クリニックを受診しました。
泌尿器科クリニックでは「症状から考えるとがんの可能性もあるので、膀胱鏡検査をしましょう」と言われ、尿検査に加え膀胱鏡検査も受けることになりました。実際に膀胱鏡検査で腫瘍のような塊がみられたため、別の病院を紹介されました。
紹介された病院で膀胱鏡検査、血液検査、CT検査、レントゲン検査を受けた結果、膀胱がんと診断されました。
泌尿器科クリニックでは「症状から考えるとがんの可能性もあるので、膀胱鏡検査をしましょう」と言われ、尿検査に加え膀胱鏡検査も受けることになりました。実際に膀胱鏡検査で腫瘍のような塊がみられたため、別の病院を紹介されました。
紹介された病院で膀胱鏡検査、血液検査、CT検査、レントゲン検査を受けた結果、膀胱がんと診断されました。
紹介された病院で膀胱がんと診断されたときに、真っ先に頭に浮かんだのは「仕事はどうなるのだろう」ということでした。膀胱の中の画像をみせてもらうと、大きな塊が映っていたので、「もう仕事はあきらめないといけないのかな」と思いました。住宅ローンも残っていたため、今後の生活に対する不安でいっぱいでした。
治療法の提案~決定
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先生から、入院して手術が必要なこと、そして手術の方法について説明を受けました。手術は、尿道から電気メスのついた内視鏡を入れて膀胱内のがんを取り除く経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)だと聞きました。
私の場合はがんが大きいため、膀胱の壁を深く削り取ることになり、出血の可能性があることも説明されました。また、TURBTの病理結果でがんが筋層にまで達していたり、転移がみつかった場合には、あらためて治療方針を検討し、治療選択肢として膀胱摘出が必要になる可能性もあると説明を受けました。
一通り説明を受けた後、先生から「TURBTに必要な入院期間は10~14日の予定です。まずは入院日を決めましょう」と早速今後の予定についての話がありました。
先生から手術の話を聞いたときは、不安よりも「できるだけ早く手術を受けたい」という気持ちのほうが強かったです。痛みがつらく、夜もあまり眠れない状態が続いていたので、とにかく早く痛みを取ってほしいという思いがありました。
また、がんが進行する前に早めに治療するほうがよいと考えていたので、迷うことなくTURBTを受けることにしました。説明の際は膀胱の模型を使いながら話してくださり、納得したうえで治療に臨めました。
治療実施
手術は下半身麻酔下で行われました。終わった後、先生から「目にみえるがんの部分はすべて切除しました。今のところがんは筋層には達しておらず、転移もみられないので安心してください」と言っていただいて、ほっとしました。
その後は、まず1ヵ月後に検診を行い、その3ヵ月後にも検診をする予定となりました。先生からは、「これからは、定期的に検査をしながら再発がないか確認をしていきます」という説明でした。
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TURBT を受けた後、2回目の定期検診で再発がみつかりました。先生からは、「膀胱の内側の膜に水泡のような小さいがんが散らばるように、ぽつぽつ出てきています」と言われました。がんを切除してからまだ4ヵ月ほどしか経っていなかったので、「がんを取ったばかりなのに」と戸惑いました。
ただ、ここで悩んでいても仕方がないと思い、現実を受け入れて2回目のTURBTを受けることにしました。また、TURBTを受けた後に、再発までの期間が短かったことから、BCG(カルメット・ゲラン桿菌)による膀胱内注入療法も受けるほうがよいと先生から提案され、1回受けた後は定期検診によって経過を観察することになりました。
ただ、ここで悩んでいても仕方がないと思い、現実を受け入れて2回目のTURBTを受けることにしました。また、TURBTを受けた後に、再発までの期間が短かったことから、BCG(カルメット・ゲラン桿菌)による膀胱内注入療法も受けるほうがよいと先生から提案され、1回受けた後は定期検診によって経過を観察することになりました。
2回目のTURBTを受けてから約1年後の定期検診で、また再発がみつかり、3回目のTURBTを受けることになりました。2回目の再発がわかったときは、「このまま再発が続くのだろうか」と不安になりましたが、今回の再発も前回と同じように小さいがんだったので、「今回も乗り越えられる」と、できるだけ前向きな気持ちで治療に臨みました。
また、先生からは事前に「膀胱がんは再発することが多く、何回も再発する人もいます」と説明を受けていたので、「また3回、4回と再発を繰り返すこともあるかもしれない。これからも定期検診を続けていくしかない」と気持ちを切り替えました。
TURBTを受けた後はしばらく痛みがありましたが、時間が経つにつれて落ち着き、以前と変わらない生活に戻ることができました。その後、再発を2回経験しましたが、いずれも小さい病変の段階でみつかり、治療につなげることができました。再発と聞いたときはショックでしたが、がんが筋層に達したり、転移したりする前に発見して対応いただけたこと、そしてその後は再発することなく過ごせていることを思うと、よかったと思っています。