※本サイトに掲載している体験談は個々の患者さんのご経験をインタビューした

内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。

かず様のがんとの向き合いに関する体験談

かず様のがんとの向き合いに関する体験談

肝切除/焼灼、TACE、その他の治療歴があるかず様
肝切除/焼灼、TACE、その他の治療歴があるかず様
かず様
40代後半
同居家族:
夫、子ども
治療歴
肝切除 / 焼灼 TACE
その他治療
同居家族:
夫、子ども
性別   :
女性
発症時年齢:
40代
現在の年齢:
40代後半
現在の職業:
自営業・フリーランス(がん教育講師、不登校相談支援など)
(発症時:公務員(教員)
現在の状態:
経過観察中
既往歴  :
B型肝炎、慢性肝炎、膵腫瘍
※患者さんの名前は仮名です。
肝がんヒストリー
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かず様 肝がんの病歴
かず様
がんとの向き合い
同じ病気を経験した友人や患者会の方との交流が励みに
がんとの向き合い
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 最初の入院のとき、がんを経験した友人が訪ねてきてくれて、「あなたなら大丈夫」と言ってもらえたことは嬉しかったです。同じ病気と向き合っている方からそう言われると、素直にそう思えますし、励みになりますよね。
 母が亡くなる前に状態が悪化していく様子を見て、同じ病気だったので、自分と重ね合わせて1日1日を大事に過ごさなくてはとか、自分も同じようになったらどうして欲しいかなど考えました。母が他界した頃、気持ちは一番落ち込みましたが、息子へのケアも気になり、親の立場でがんになった方々のオンラインの患者会に参加してみました。そこで知り合った方から地元で活動している患者会を教えていただいたのですが、そちらではがん教育にも取り組んでおり、教員をしていた私にも何かできるかな、と思えました。患者会の方々が輝いて見え、病気のことばかり悶々と考えている時間がもったいないと感じるようになりました。将来への不安はありますが、新しいことにチャレンジすることで少し気持ちが切り替わったように感じます。
 最後の治療からまもなく1年が経過します。「次の定期検査のMRIで悪化していませんように」、「治療が効いていますように」と願っています。現在体調は良好で、夫とウォーキングを楽しんだり、やりたいと思っていたけれど今までチャレンジできなかったパラグアイハープをオンラインで習いはじめました。先の目標を持つと楽しくなりますよね。いつか人前で演奏するのが目標です。