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前立腺がんへのよくある質問

監修:
群馬大学名誉教授 黒沢病院予防医学研究所所長 山中 英壽 先生
協力:
黒沢病院予防医学研究所 熊坂 文成 先生/加瀬 嘉明 先生

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分からないこと、不安に思うことなど、よくある質問に専門医がお答えしています。

検診

家族に前立腺がんにかかった人がいる場合でも、検査は年に1度でよいのですか?

前立腺がんは、発生してから10~20年くらいの期間は、進行がゆるやかですから、家族に前立腺がんにかかった人がいる場合でも、早めの40歳から毎年1回、必ずPSA検査を受けていれば、過度に心配する必要はないでしょう。

ただ、1種類で完璧な検査方法はありません。PSA検査だけでは発見できないがんも15~20%は存在しますから、前立腺がんになりやすいと心配な場合は、直腸内触診、画像検査(経直腸的超音波《エコー》検査、前立腺MRI検査)などと組み合わせた検査を泌尿器科専門医で受けるようにするとよいかもしれません。

前立腺がんの検査は保険でできますか?

人間ドックなどの健康診断では、健康保険の適用対象外ですので自己負担となります。在住している(住民票がある)自治体が前立腺がんの集団検診を実施している場合、保険ではなく自治体の補助を受けて検診を受けることができます。実施の有無や自己負担額については、各自治体や加入している健康保険組合に問い合わせてみてください。

上記のような健診や検診で、PSA値が高いなどの異常が発見されて精密検査を受ける場合や、前立腺がんが疑われる自覚症状があって自ら医療機関の検査を受ける場合は、一般診療となり、医療保険が適用されます。

前立腺がんの検査はどのくらいのペースで受ければよいのですか?

50歳を過ぎたら年に1度はPSA検査を受けましょう。また、ご家族に前立腺がんの方がいる場合は、前立腺がんになりやすいといわれていますので、40歳を過ぎたらPSA検査を受けるようにしましょう。

前立腺がんの検査は何歳ごろから受けはじめればよいですか?

前立腺がんは高齢者に多い病気です。前立腺がんの危険が高くなるのは50歳ころからで、それ以降は年齢が高くなるにつれて発症頻度も増加していきます。前立腺がんは早期発見に努めることが大切です。早期に発見して適切な治療を行えば完治が期待できる可能性が高まりますので、50歳を過ぎたら年に1度はPSA検査を受けましょう。

なお、ご家族に前立腺がんの方がいる場合は、前立腺がんになりやすいといわれていますので、40歳を過ぎたらPSA検査を受けるようにしましょう。

前立腺がんの検査は痛いのですか?

前立腺がんの検査には、PSA検査、直腸内触診、経直腸的超音波(エコー)検査、前立腺MRI検査、前立腺針生検、CT、全身MRI、骨シンチグラフィーなどがありますが、検査によっては多少の痛みを伴うこともあります。検査を受ける前には、痛みを伴う可能性はどの程度なのか、主治医に確認するのがよいでしょう。

前立腺がんの診断のながれを教えてください。

前立腺がんの検査は、がんの可能性のある人を見つけるスクリーニング検査と前立腺がんを確定するための確定診断に大きく分けることができます。最初に行われるのがスクリーニング検査で、PSA検査や、PSA検査と直腸内触診をセットにした検査が行われます。検査で異常が確認されれば、経直腸的超音波(エコー)検査、前立腺MRI検査、次に確定診断のための前立腺の生検が行われます。組織中にがん細胞が含まれていれば、前立腺がんと診断されます。診断のながれは施設によって多少異なります。検査については主治医に確認してみてください。

前立腺がんを早期発見することは可能ですか?

前立腺がんの早期発見に大きな役割を果たしているのがPSA検査です。PSA検査は、血液中に含まれている前立腺に特異的なたんぱく質(PSA)を調べるもので、PSA値が高いと前立腺がんである可能性が高くなります。PSA検査は精度が非常に高く、優れた検査法といえます。PSAは、わずか1mLの血液で調べることができますから、血糖値やコレステロール値などを調べるための血液検査と合わせて行うこともできます。最近は、健康診断や人間ドックなどでも、PSA検査をオプションとして導入するケースが増えています。

PSAとは何ですか?

PSAは「Prostate Specific Antigen」の頭文字をとったもので、日本語では前立腺特異抗原と訳されます。PSAは前立腺に特異的なたんぱく質の一種です。

PSA検査はどこで受けることができるのですか?

PSA検査を希望する場合は、かかりつけの病院や泌尿器科にご相談ください。また、最近は、医療機関に限らず各市町村や企業で実施している健康診断や人間ドックなどでも、オプションとしてPSA検査が広く採用されています。住民票のある自治体や勤務先の健康保険組合などに問い合わせてみてください。

前立腺がんかも・・・と悩んでいますが泌尿器科に行くのは抵抗があります。泌尿器科でないと駄目でしょうか?

すでに何らかの自覚症状があって、前立腺肥大症や前立腺がんではないかと心配している場合は、すぐに泌尿器科に相談するほうがよいでしょう。かかりつけの病院がある場合は、そこから紹介してもらう方法もあります。

また、ご家族に前立腺がんの方がいたり、年齢的に気になるようであれば、前立腺がん検診(PSA検査)を受診してみましょう。PSA検査は前立腺がんの早期発見のための最も有効な手段です。最近ではPSA検査を実施している自治体も増えており、集団検診の通常の血液検査項目に加え、オプションで行うことが可能です。PSA検査を希望される場合は、市町村の集団検診や人間ドック検診などに問い合わせてみましょう。

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