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分からないこと、不安に思うことなど、よくある質問に専門医がお答えしています。
PSA検査
前立腺がんは、発生してから10~20年くらいの期間は、進行がゆるやかですから、家族に前立腺がんにかかった人がいる場合でも、早めの40歳から毎年1回、必ずPSA検査を受けていれば、過度に心配する必要はないでしょう。
ただ、1種類で完璧な検査方法はありません。PSA検査だけでは発見できないがんも15~20%は存在しますから、前立腺がんになりやすいと心配な場合は、直腸内触診、画像検査(経直腸的超音波《エコー》検査、前立腺MRI検査)などと組み合わせた検査を泌尿器科専門医で受けるようにするとよいかもしれません。
早期発見の場合は、ホルモン療法や放射線療法、前立腺全摘除術など治療選択肢も多く、根治する可能性が高くなります。一方、発見が遅れた場合は、治療の選択肢も少なくなり、根治が難しくなります。前立腺がんは早期発見に努めることが大切です。50歳を過ぎたら年に1度はPSA検査を受けましょう。
人間ドックなどの健康診断では、健康保険の適用対象外ですので自己負担となります。在住している(住民票がある)自治体が前立腺がんの集団検診を実施している場合、保険ではなく自治体の補助を受けて検診を受けることができます。実施の有無や自己負担額については、各自治体や加入している健康保険組合に問い合わせてみてください。
上記のような健診や検診で、PSA値が高いなどの異常が発見されて精密検査を受ける場合や、前立腺がんが疑われる自覚症状があって自ら医療機関の検査を受ける場合は、一般診療となり、医療保険が適用されます。
体毛の濃さや顔の脂分の多いのは男性ホルモンが多いからということはありえますが、男性ホルモンが減り始める50歳代に前立腺がんになりやすくなることからも分かるように、がんの発生は、単純な男性ホルモンの量の多さではなく、ホルモンバランスの変化によると考えられます。ですから、ご相談の内容に関しては、特別に頻繁な検査が必要なケースとは考えられませんが、ご心配でしたら、50歳未満であっても、検査を受けてみるとよいのではないでしょうか。異常がなければ、年1回の検査を続けるだけで十分だと思われます。
転移があるかどうかは、レントゲン単純写真、CT、MRI、骨シンチグラフィーなどの検査によって調べます。CTとMRIは前立腺がんの所属リンパ節や前立腺に隣接している臓器への浸潤、肺や肝臓のような離れた遠隔臓器への転移を調べるのに行われます。また、前立腺がんは骨に転移しやすい性質があるため、骨シンチグラフィー、骨単純X線写真によって骨への転移の有無を調べます。
直腸内触診は前立腺がんの診断に必要な検査のひとつです。直腸内触診を受ける必要があるかどうかは、主治医とよく相談してみてください。
前立腺がんの特徴として、早期には自覚症状がほとんどありませんが、症状が出たときにはすでにがんが進行していることがあります。前立腺がんを早期に発見するためにも、また、がんでないことを確認して安心していただくためにも、特に自覚症状がない場合でも定期的に検査を受けることが大切です。また、50歳を過ぎると前立腺がんの患者数は増えていきますので、年に1度はPSA検査を受けるようにしてください。
50歳を過ぎたら年に1度はPSA検査を受けましょう。また、ご家族に前立腺がんの方がいる場合は、前立腺がんになりやすいといわれていますので、40歳を過ぎたらPSA検査を受けるようにしましょう。
PSA値は、前立腺がんに限らず前立腺肥大症でも高くなります。PSA値が高いからといって、それだけで前立腺がんと確定することはできません。PSA値が高かった場合(基準値以上)には、直腸内触診や画像検査(経直腸的超音波《エコー》検査、前立腺MRI検査)などを行い、がんが疑われた場合、前立腺針生検を行って確定診断をします。
前立腺がんは高齢者に多い病気です。前立腺がんの危険が高くなるのは50歳ころからで、それ以降は年齢が高くなるにつれて発症頻度も増加していきます。前立腺がんは早期発見に努めることが大切です。早期に発見して適切な治療を行えば完治が期待できる可能性が高まりますので、50歳を過ぎたら年に1度はPSA検査を受けましょう。
なお、ご家族に前立腺がんの方がいる場合は、前立腺がんになりやすいといわれていますので、40歳を過ぎたらPSA検査を受けるようにしましょう。
前立腺がんの検査は、がんの可能性のある人を見つけるスクリーニング検査と前立腺がんを確定するための確定診断に大きく分けることができます。最初に行われるのがスクリーニング検査で、PSA検査や、PSA検査と直腸内触診をセットにした検査が行われます。検査で異常が確認されれば、経直腸的超音波(エコー)検査、前立腺MRI検査、次に確定診断のための前立腺の生検が行われます。組織中にがん細胞が含まれていれば、前立腺がんと診断されます。診断のながれは施設によって多少異なります。検査については主治医に確認してみてください。
前立腺がんの早期発見に大きな役割を果たしているのがPSA検査です。PSA検査は、血液中に含まれている前立腺に特異的なたんぱく質(PSA)を調べるもので、PSA値が高いと前立腺がんである可能性が高くなります。PSA検査は精度が非常に高く、優れた検査法といえます。PSAは、わずか1mLの血液で調べることができますから、血糖値やコレステロール値などを調べるための血液検査と合わせて行うこともできます。最近は、健康診断や人間ドックなどでも、PSA検査をオプションとして導入するケースが増えています。
PSAは「Prostate Specific Antigen」の頭文字をとったもので、日本語では前立腺特異抗原と訳されます。PSAは前立腺に特異的なたんぱく質の一種です。
PSA検査を希望する場合は、かかりつけの病院や泌尿器科にご相談ください。また、最近は、医療機関に限らず各市町村や企業で実施している健康診断や人間ドックなどでも、オプションとしてPSA検査が広く採用されています。住民票のある自治体や勤務先の健康保険組合などに問い合わせてみてください。
前立腺がんの進行の程度、悪性度によって異なります。がんの性質がおとなしく、PSA値が10ng/mL以下、グリーソンスコア6以下で前立腺内にとどまっている限局がんであれば、がんを前立腺ごと摘除する前立腺全摘除術や放射線療法によって、完治が期待できます。 一方、がんの性質がおとなしくなかったり、PSA値が高かったり、がんが前立腺を包んでいる被膜を越えて広がっていたり、他の臓器に転移している場合は、根治の可能性は低くなりますが、ホルモン療法や放射線療法により、がんと共存して生命を全うすることも期待できます。前立腺がんは早期発見が大切です。50歳になったら定期的にPSA検査を受けましょう。
前立腺がんは動物性の高脂肪・高コレステロールの食事をとり続けることで、発症しやすくなると考えられています。逆に、野菜や魚、穀類を中心とした昔ながらの日本の食事は、予防効果があるといわれています。
とくに、豆腐や味噌、醤油など、日本食には欠かせない大豆に含まれるイソフラボンは、さまざまながんに対する予防効果が期待されていますが、女性ホルモンに似た働きもあるため、前立腺がんに対する効果に優れているようです。ほかには、ビタミンAを多く含むニンジンなどの緑黄色野菜、抗酸化作用の高いリコピンを含むトマトなどもよいといわれています。
従来、PSA(前立腺特異抗原)は、その名前が示すとおり、男性にしかない前立腺だけでつくられると考えられていました。しかし、測定器の性能が高まり、ごく微量でも検出できるようになると、女性の血液中からもPSAが検出される場合があることが分りました。それでも、PSAは前立腺に異常があると敏感に数値が上がりますから、がんを検知する第一歩として、また、治療中や治療後の経過をみるのに、とても有用なマーカーなのです。
健康な成人男性の場合、通常の1日の排尿回数は5~6回ですが、8回以上になると頻尿と考えられています。頻尿も前立腺がんの初期症状の一つとして考えられます。ただし、前立腺がんでなくても、腎臓や膀胱などの他の病気が原因になっている場合もありますので、一度、泌尿器科で検査を受けることをお勧めします。
前立腺がんになりやすい人について傾向を探ろうと、体格や人種、食事内容など、さまざまな疫学的調査が行われています。その中には、背が高い人は前立腺がんになりやすいとする報告もないわけではありませんが、それを否定する報告もあり、長身と前立腺がんの関連については確立した見解がありません。
50歳以上の3人に1人は前立腺の潜在がん(ほかの原因で死亡した人から偶然発見されるがん)であると言われるほど、大きく年齢に関わる病気です。したがって、身長にかかわらず、食事や運動など健康的な生活を心がけ、50歳からは検診を受けるようにしましょう。
すでに何らかの自覚症状があって、前立腺肥大症や前立腺がんではないかと心配している場合は、すぐに泌尿器科に相談するほうがよいでしょう。かかりつけの病院がある場合は、そこから紹介してもらう方法もあります。
また、ご家族に前立腺がんの方がいたり、年齢的に気になるようであれば、前立腺がん検診(PSA検査)を受診してみましょう。PSA検査は前立腺がんの早期発見のための最も有効な手段です。最近ではPSA検査を実施している自治体も増えており、集団検診の通常の血液検査項目に加え、オプションで行うことが可能です。PSA検査を希望される場合は、市町村の集団検診や人間ドック検診などに問い合わせてみましょう。



