※本サイトに掲載している体験談は個々の患者さんのご経験をインタビューした

内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。

ねむ様の薬物療法に関する体験談

ねむ様の薬物療法に関する体験談

肝切除/焼灼、TACE、薬物療法、その他の治療歴があるねむ様
肝切除/焼灼、TACE、薬物療法、その他の治療歴があるねむ様
ねむ様
60代後半
同居家族:
治療歴
肝切除 / 焼灼
TACE
薬物療法
その他治療
同居家族:
性別   :
男性
発症時年齢:
50代
現在の年齢:
60代後半
現在の職業:
非常勤講師(発症時:会社員)
現在の状態:
経過観察中
既往歴  :
B型肝炎
※患者さんの名前は仮名です。
肝がんヒストリー
縦にスライドするとご覧いただけます
ねむ様 肝がんの病歴
ねむ様
薬物療法
副作用への対処については、ご自身で判断せず、必ず医師や薬剤師・看護師等にご相談ください。
副作用と向き合いながらの抗がん剤治療
薬物療法
下線が引いてある単語を選択すると、用語解説をご覧いただけます。
 抗がん剤治療は効果もありましたが、副作用もありました。仕事への直接的な影響はありませんでしたが、がんが消えた状態で、副作用と向き合いながらどこまで内服を続けるべきか悩みました。主治医とともに手探りで試行錯誤しながら、薬が効いているというモチベーションだけで内服を続けました。今でこそ、副作用対策として医師や看護師らと連携したチーム医療が当たり前になっているようですが、当時はまだ定型化されていなかったのです。リンパ節再発がわかり、主治医から提案された粒子線治療を受けたことを機に抗がん剤治療を終えました。
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科長 奥坂 拓志先生
先生からの一言
医師 奥坂先生
 肝臓がんの薬物療法は、腫瘍が縮小する、大きくならない、症状が抑えられている、などのメリットがあるうちは継続するというのが原則ですが、多くの方が治療継続と副作用の間で悩まれており、私たちも患者さんと一緒に悩んでいます。治療を続けたいお気持ちから副作用を我慢して頑張りすぎてしまうと、治療効果が十分に得られず、かえって遠回りになってしまうこともあります。とくに内服の抗がん剤を始めたばかりの頃、飲むべきかどうか悩むような状況があれば、医療者への相談が必要な場合が多いと思いますので、ぜひ病院にお電話ください。初めてお電話するときは勇気がいるかもしれませんが、気軽にお電話できるホットラインを設置している病院もありますので、治療開始時に説明書やパンフレットなどをもらっているようであれば、見直してみると良いでしょう。