※本サイトに掲載している体験談は個々の患者さんのご経験をインタビューした

内容に基づき作成しています。病状や経過、治療への向き合い方などはお一人おひとり異なります。

KF様のTACEに関する体験談

KF様のTACEに関する体験談

肝切除/焼灼、TACE、薬物療法、その他の治療歴があるKF様
肝切除/焼灼、TACE、薬物療法、その他の治療歴があるKF様
KF様
70代
同居家族:
治療歴
同居家族:
性別   :
男性
発症時年齢:
60代
現在の年齢:
70代
現在の職業:
無職(発症時:自営業)
現在の状態:
抗がん剤で治療中
既往歴  :
腎臓がん、前立腺肥大
※患者さんの名前は仮名です。
肝がんヒストリー
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お気持
KF様 肝がんの病歴
KF様
肝切除 / 焼灼 TACE
繰り返して受けたTACEやRFAがいつまで続くのか不安に
肝切除 / 焼灼 TACE
下線が引いてある単語を選択すると、用語解説をご覧いただけます。
 手術から3年間は再発なく、治ったという気持ちで楽しく過ごすことができましたが、残念ながらちょうど3年後に再発が見つかり、最初の肝動脈化学塞栓療法(TACE)を行いました。TACE自体はそれほど苦になりませんでしたが、術後の数時間の安静は辛かったですね。同年12月にまた再発がわかりました。肝細胞がんは再発を繰り返すと聞いてはいましたが、こんなに短期間で再発するのか、と正直落胆しました。長く付き合っていかないといけない病気なのだ、と気持ちが切り替わったのはこの頃だったと思います。このときはラジオ波焼灼療法(RFA)で治療しました。
 翌年5月に3回目の再発で再度TACEを行いました。ほどなくして2ヶ月後、7月にも再発で再度RFAを実施、このようなことがいつまで続くのだろうと漠然とした不安がありました。
国立がん研究センター中央病院 肝胆膵内科長 奥坂 拓志先生
先生からの一言
医師 奥坂先生
 肝臓がんは、長く向き合うことになる病気ですから、不安になることもあるでしょう。ぜひ、お一人で不安を抱え込まずに、お仲間を作っていただきたいと思います。ご家族や身近な医療者のほか、同じご病気と向き合う患者さん同士のつながりやお気持ちを共有することが心強い支えになるのではないでしょうか。肝臓がんの患者会は各地に存在していますので、ぜひ活用してみてください。
 また、肝臓がんは再発することが多い一方で、いくつもの治療法があり、その都度対応していくことができる病気です。治療ができるということを前向きに捉えておられる方もいらっしゃいますので、そのような考え方もあることをお伝えしたいと思います。