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コミュニケーション

1. 医療者との
コミュニケーション

ドクターと患者

  • 主治医には、どのようなことを聞くべきですか? また、主治医が忙しそうで質問しづらいので、うまく聞くコツを知りたいです。

    患者さんやご家族が少しでも不安に感じることや、心配事がある場合には主治医に何でもお尋ねいただいて大丈夫です。ただし、限られた診察時間で効率的に質問をするためにも、日頃から確認したいことや聞きたいことを書き留めておきましょう。一度にすべての質問ができるとは限りませんので、質問に優先順位をつけておくとよいでしょう。医師からの回答もメモをして保管しておくと、あとでゆっくりと読み返すことができます。

    大切なことは、質問や会話をすることで医師と患者さん・ご家族との信頼関係が構築されることです。患者さんが納得して治療に向き合っていくために必要だと思うこと、「こうしていきたい」という要望、大切に思っていること、不安や痛みなど、率直に言葉にして主治医に伝えてみてください。どうしても主治医が忙しそうな場合には、先に看護師に伝えておき、少し時間をとってまとめて質問ができる機会を別に予約することも相談してみましょう。

    ご自身ではうまく説明ができない場合には、ご家族や信頼のおける人に同席してもらい、主治医に確認してもらいましょう。

    医師への質問例

    • これからどのような検査をして、それによって何が分かるのですか。
    • 受けられる治療にはどのようなものがあり、自身の現在の状態ではどの治療法を勧められますか。その理由は何でしょうか。
    • その治療によってどのような副作用がありますか。
    • 入院または通院が必要ですか。
    • 何をいつまでに決めなくてはなりませんか。
    • 今後はどのような症状が出ますか。
    • 治療に対する費用に不安があります。相談できるところはありますか?

    医師に聞きたいことをメモしておきましょう。

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  • 他の先生にも意見を聞くためにセカンドオピニオンを受けたいのですが、主治医との関係が悪くなってしまうのでは、と心配です。どうしたらよいでしょうか?

    近年ではがん医療を行っている多くの医療機関で「セカンドオピニオン外来」が設置されており、ごく自然にセカンドオピニオンを求めることができるようになってきています。がんの治療は、ご自身の生活や命が関わることですので納得のいく決断のためならば主治医の顔色をうかがって遠慮する必要はありません。

    セカンドオピニオン外来

    セカンドオピニオンが現在の主治医の意見と同じ場合には、最も推奨される治療であることが確認でき、安心して治療に専念することができますし、病気や治療に対する理解が深まります。セカンドオピニオンで別の治療法が提示された場合には、選択肢が広がってより納得のいく方法を選べる可能性が高くなります。セカンドオピニオンの内容は、現在診察を受けている主治医に伝えて、もう一度治療方針についてよく話し合うことが大切です。

    <参考文献>

    CancerNet Japan. もっと知ってほしい胆道がんのこと. 2021年. P13.

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監 修

神奈川県立がんセンター

総長 古瀬 純司、がん相談支援センター 得 みさえ

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