膀胱がんとは？
膀胱がんの統計データ
膀胱がんの患者数と死亡者数
膀胱がんの患者数
世界全体では、2022年に新たにがんと診断された患者さんは約2,000万人で1）、そのうち膀胱がんと診断されたのは約61万人とされています2）。部位別にみると、膀胱がんは9番目に多いがんです。
日本では、2020年に約100万人ががんと診断され、そのうち膀胱がんは約23,000人でした。男性が約17,000人（12位）、女性が約5,700人（20位）で、男性が女性の約3倍に上り、男性に多くみられるがんです。膀胱がんの発症頻度は、男女ともに60歳前後から上昇し、特に男性では高齢になるにつれて増加します3）。
がんと診断された患者数（2020年）3）
年齢別：
膀胱がんの発症頻度（2020年）3）
- WHO/IARC：Global cancer burden growing, amidst mounting need for services https://www.iarc.who.int/wp-content/uploads/2024/02/pr345_E.pdf（2025年4月24日時点）
- WHO/IARC Global Cancer Observatory：Cancer Today https://gco.iarc.fr/today/en（2025年4月24日時点）
- 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」（全国がん登録） https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html（2025年4月24日時点）
膀胱がんによる死亡者数
世界全体では、2022年に約970万人ががんで亡くなっており1）、そのうち膀胱がんによる死亡者数は約22万人とされています2）。部位別にみると、膀胱がんによる死亡者数は13位です。
日本では、2023年に約38万人ががんで亡くなっており、そのうち膀胱がんによる死亡者数は約9,500人で、男性が約6,500人（12位）、女性が約3,000人（15位）でした3）。膀胱がんによる死亡率は、男女ともに60歳前後から上昇し、特に男性では高齢になるにつれて増加します3）。
がんによる死亡者数（2023年）3）
年齢別：
膀胱がんの死亡率（2023年）3）
- WHO/IARC：Global cancer burden growing, amidst mounting need for services https://www.iarc.who.int/wp-content/uploads/2024/02/pr345_E.pdf（2025年4月24日時点）
- WHO/IARC Global Cancer Observatory：Cancer Today https://gco.iarc.fr/today/en（2025年4月24日時点）
- 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」（厚生労働省人口動態統計） https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html#a7（2025年4月24日時点）
膀胱がんの
発症頻度と死亡率の推移
膀胱がんの発症頻度の推移
男性では2003年をピークに減少し、女性ではほぼ横ばいです。
2015年の発症頻度は、男性では10万人あたり9.9人、女性では10万人あたり2.8人でした1）。
（1985～2015年）1）
- ※
- 年齢の偏りを取り除いた膀胱がんの発症頻度。年齢の偏りを取り除くにあたり基準人口［昭和60年（1985年）モデル人口］を使用
- 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」（全国がん罹患モニタリング集計（MCIJ））
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html#cancer_incidence3pref（2025年4月24日時点）
膀胱がんの死亡率の推移
男性では1999年をピークに減少傾向がみられ、女性ではほぼ横ばいです。
2023年の死亡率は、男性では10万人あたり3.4人、女性では10万人あたり1.0人でした1）。
（1985～2023年）1）
- ※
- 年齢の偏りを取り除いた膀胱がんの死亡率。年齢の偏りを取り除くにあたり基準人口［昭和60年（1985年）モデル人口］を使用
- 国立がん研究センターがん情報サービス「がん統計」（厚生労働省人口動態統計）
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/data/dl/index.html#a7（2025年4月24日時点）
