胃がんの治療と「自分のペース」で向き合う1)
治療中、不安を感じたり、気持ちが落ち込んだりするのは、誰にでも起こることであり、決して特別なことではありません。つらいときは無理に前向きになろうとせず、ご自身の心と体のペースに合わせて、少しずつ病気と向き合っていきましょう。
胃がん治療の「療養の記録(メモ)」をつけるメリット
治療中は体をいたわりながら生活することになります。「いつ、どんな症状が出たか」だけでなく、日々の体調や気になったこと、医師に聞きたいことなどを記録することをおすすめします。
記録をつけるメリット
- 自分自身のために:治療内容や医師の説明を記録することで、自分がいま受けている治療の内容への理解が深まります。また、医師から聞いた内容について自分がどう感じたかを記録しておくと、あとから状況を振り返るときにも役立ちます2)。
- 医療者との対話のために:自分の知りたいことや言いたいことを、診察室で医療者へ要領よく伝えるのは難しいものです2)。あらかじめメモを用意しておけば、限られた診察時間でも伝え忘れや聞き忘れを防ぐことができます2)。医療者とのスムーズな情報交換は、あなた自身の安心につながるだけでなく、診療に同行できないご家族があなたの状態を理解する手助けにもなります3)。
- <参考文献>
- 国立がん研究センター がん情報サービス 「がんと心」https://ganjoho.jp/public/support/mental_care/mc01.html(2026年6月時点)
- 国立がん研究センター がん対策研究所 編:国立がん研究センターのがんになったら手にとるガイド, 小学館クリエイティブ, 2026, p16
- 平原優美 ほか: 日保学誌, 15(4), 2013, p187-196.