乳がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

乳がん 45歳 女性 その他

2008年6月、長年勤めた会社を辞め、フラダンスの講師として独立しようと決心。補助金が出るので退職する前に奮発してPET検査のある人間ドックで異常が見つかる。退職の翌日に精密検査。1ヶ月の予定でハワイに勉強に行く出発日に告知を受けた。

昨年も人間ドックを受け、マンモグラフィーでも異常はなく「人が羨む健康体」と評価されていたのに、突然のがんの告知に全く実感が湧かなかった。ダンスを教えるために退職したのに、こんな事になるなんて…
先生に「ダンスを教えるため、先月退職したんです!今日これからハワイに出発するんです!」と思わず訴えてしまった。
先生が「治療して、ダンスを教えたらいいじゃないですか。乳がんは進行が遅いので、キャンセルする必要ないからハワイにも行ってきて、気分転換してきたら良い」と言ってくれ気分的にずっと楽になった。ただ、独身の私は、年老いた母に乳がんの告知をしなければならず、その時ばかりは親不孝を深く実感した。

8月、真っ黒に日焼けし帰国した私はすぐに入院し、手術。
右乳房温存・リンパ節に転移なし、今は放射線療法とホルモン療法を受けている。
「会社を辞めなかったら良かったのに…」と良く言われるが、逆にあの時辞めなかったらPET検査のある人間ドックも受けず、発見が遅れもっと重い状態になっていたかも知れない。逆に運命の分かれ道でラッキーだったと思っている。
手術後のリハビリをしていて「フラダンスの手の動きはリハビリにピッタリ!」と言うことを発見。
乳がん経験者たちにボランティアでフラダンスを指導し、ともに語りあえるサークルを作りたいと考えている。
何事もプラス思考で行く事が大切です!

勇気づけられた言葉、場面

告知されたとき先生が「何もあきらめる必要はない、きちんと治療して夢をかなえたら良い」と言ってくれたのは、本当に心強かった。

手術後、友達が「一緒に温泉に行こう」と言ってくれたのも嬉しかった。

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