もっと楽しくもっとおいしく、料理を楽しもう

体調が良いときには料理の下ごしらえをしておいたり、まとめて料理を作って保存しておけば、忙しいときや体調が悪いときにとても便利です。
見た目がワンランクアップする料理の工夫や手作りお菓子レシピを知って、体調が良い日はぜひ料理を楽しんでみましょう!

元気なときにまとめて下ごしらえして保存

元気なときにまとめて下ごしらえして保存

今日はできそうという日には、ねぎや葉物野菜を冷蔵庫にしまう前に切っておくのがおすすめです。そうすれば、すぐにスープの具になったり、チャーハンの具になったりと、大助かり。

また、そのまま食べられる野菜は切っておくだけでも「作りおき」になります。プチトマトはヘタを取って洗って保存しておく、きゅうりは両端を切り落として食べやすい長さにカットして保存しておくだけで、そのまま前菜にも、主菜のつけあわせとしても重宝します。

すぐに傷んでしまうような野菜は、まとめて切って冷凍保存しておくのもおすすめです。例えば大根は、厚切りにして冷凍保存しておくと、火が通りやすく味もしみこみやすくなります。トマトはヘタをとり角切りにして冷凍保存しておけば、煮込み料理や肉料理や魚料理のソースにすることも。

鍋に水、昆布を入れて中火にかけ、煮立ってきたらかつお節を入れて煮て……という手間暇のかかる出汁も、作っておいて冷ましたらフリーザーバッグや製氷器、タッパーなどに入れ凍らせて保存しましょう。使いたいときにパッと出汁を使うことができて便利ですよ。

料理の見た目を楽しもう!

料理の見た目を楽しもう!

体調がよく、気持ちにも余裕があるときは、料理の見た目にもこだわってみてはいかがでしょうか。料理は、ちょっとした盛り付けの工夫で、ぐんと見映えが良くなります。

盛り付けのポイントをおさえて、料理を華やかにおしゃれにしてみましょう!

  1. 盛り付けのポイント① 余白

    お皿いっぱいに盛り付けるよりも、「余白」を残すことが重要です。お皿に余白があることで、いつもの料理の見た目がワンランクアップ。

    空いた余白部分に、ソースやオイル、こしょうなどを散らすのもおしゃれです。

  2. 盛り付けのポイント② 高さ

    立体感を出すために、料理の「高さ」も意識してみてください。料理を中央に寄せて高さを出して盛り付けると、お皿の上に陰影が生まれ、お店で出てくるような一皿に。
  3. 盛り付けのポイント③ 彩り

    料理の「彩り」の基本色は「赤・黄・緑」の3色です。この3色を意識して料理を考えてみましょう。

    赤い素材……トマト、赤パプリカ、にんじん、桜えび、ラディッシュなど
    黄色い素材……コーン、卵、レモン、さつまいも、チーズなど
    緑の素材……キャベツ、ピーマン、ブロッコリー、グリーンアスパラガスなど

    3色すべてが入っていなくても、1色でもかまいません。唐揚げだけのお皿より、レタスを添えて緑色を入れれば、それだけで華やかで食欲をそそる見た目の料理になります。

無理なく料理しましょう

無理なく料理しましょう

体調が良いからとキッチンで長時間立っていると、やはり体力を使います。キッチンにスツールを用意しておいて、料理中も疲れたときは休みを取り入れましょう。畳めるタイプのスツールを用意しておけば、家具の隙間などに収納できるのでキッチンのスペースを無駄なく活用できます。背もたれが付いたものを選べば、ゆったりと座って休憩できますよ。

また、つきっきりで調理を見ていないで済む、「グリル」や「オーブン」「電子レンジ」などの調理器具も積極的に使ってみましょう。オーブンや電子レンジであれば、少しの間キッチンを離れても問題ありません。味をつけた鶏肉や野菜をグリルで焼くだけで、見た目が良くボリュームもある一品ができます。

料理をする意欲があるときには、お菓子作りもおすすめです。お菓子作りは、調理器具を揃えて材料を買い出しに行って…というイメージがあるかもしれませんが、家にある食材や調理器具でできるお菓子は意外とあります。

体にも心にも余裕があるときには、普段はなかなか作れないような料理にも、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

もっと楽しくもっとおいしく、料理を楽しもう

パンキッシュ

パンキッシュ

栄養士コメント

食パンでできるお手軽キッシュ。中身は好みの材料でアレンジも可。普段のご家庭にある材料で作れてしまうので是非お試しを。

栄養価(1人分)

エネルギー 291 kcal
たんぱく質 17.7 g
脂質 12.1 g
炭水化物 31.2 g
食物繊維 4.1 g
食塩相当量 1.8 g

材料(1人分)

使用量

食パン(6枚切り) 1枚(60 g)
ベーコン
(1cm幅の短冊切り)
1/2枚(10 g)
ブロッコリー
(小さめの小房にわける)
3~4個(30 g)
粉チーズ 大さじ1(6 g)
A 卵(Mサイズ) 1個(50 g)
A 牛乳 大さじ1(15 g)
A 塩 0.4 g
A こしょう 少々

手順

  1. 浅い箱型にを整えたアルミホイルに、厚みを半分に切った食パンを少しずらして重ね手入れ、中心部分がくぼむように押さえます。
  2. ベーコンとブロッコリは一緒に耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600w)で1分加熱します。
    ※加熱時間は1人分
  3. 1のパンに2をのせ、Aの材料を混ぜ合わせた卵液を作ってかけます。
  4. 粉チーズを振り、トースターで8~10分程度、焼き色がつき、卵液が固まるまで焼けば完成です。

バナナキャラメルケーキ

バナナキャラメルケーキ

栄養士コメント

カリッとしたキャラメル部分と焼けてとろりとしたバナナの甘みが美味しい、フライパンで出来る簡単ケーキです。小さめのフライパン(直径20cmが目安)で焼くとケーキに厚みが出てボリュームある仕上がりになりますが、おうちにあるフライパンでも可。大きめのフライパンで焼く場合は、焼き時間を短くするなど調整してみてください。

栄養価(1/8切れ・1人分)

エネルギー 165 kcal
たんぱく質 3.4 g
脂質 5.2 g
炭水化物 27.1 g
食物繊維 0.7 g
食塩相当量 0.4 g

材料(直径20cm程度のフライパン1枚分)

使用量

バナナ 小2本(140g)
A ホットケーキミックス 150 g
A 卵(Mサイズ) 1個(50g)
A 牛乳 1/2カップ(100 g)
B 砂糖 大さじ2(18 g)
B バター 30 g
ミントの葉(あれば) 0.3 g

手順

  1. バナナは1cm厚の斜め切りにします。Aは混ぜ合わせます。
  2. フライパンにBのバターを入れて中火で溶かし、Bの砂糖を加えます。
  3. 全体が白っぽくなったら、1のバナナを並べ、さらにAを流し込み、蓋をします。
  4. 弱火で12~15分焼き、表面が乾いて竹串を刺して何もついてこなければ、器にひっくり返します。
  5. 8等分に切り分け、ミントの葉(あれば)を添えて出来上がりです。