肺がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を終了し、定期的な検査通院中

肺がん 40歳 男性 

2004年9月会社の健康診断のレントゲンで、「異常陰影あり。要検査」で即地元の病院へ。 レントゲン・CT・喀痰検査でほぼがんに間違いなし。紹介でがん専門の呼吸器外科へ入院。気管支鏡検査で肺がん確定。ヘビースモーカーではあったが、まさか自分が肺がんになるとは・・・・。体調だって全く変化はなく快調だっただけに・・・・。独身なので自分は実感なく、親は右往左往。親類にもがん系統はない。

2004年11月12日手術。VATS(胸腔鏡下手術)で右上葉切除。幸いにも病期Taで安堵。術後は辛い。熱も出たしカンジタなども発症。1週間後からは猛烈な咳。「俺は本当にがんだったのか」自問自答。22日に家族説明で大細胞がん。転移なし。やった!!。正式な生検の結果は出ていないが、場合によっては抗がん剤治療もありえるとのこと。26日に退院決定。これで友人・親類・会社等に退院の喜びを伝える。

が25日に医師より、予防のため術後抗がん剤治療を伝えられる。すぐに次の入院の予約をする。無念。「がんが認められないのになぜ抗がん剤?」26日に退院。12月10日病院より連絡で13日に入院せよと。今度は内科に入院。抗がん剤投与はきつい。

しかし苦しんでいるのは俺だけではない。ここは肺がんの人しかいない病棟だ。みんな苦しんでいる。お互い励ましあってるから患者間の絆は大きい。お互い苦しみが分かるので、ある意味家族より頼れる。

年が明けて2005年に入り2クール目に突入。最後の抗がん剤を受けた日から3日後耳鼻科診察で点滴を受ける。咳はいつの間にかピタリと止んでいた。ありがたい。2月4日退院。

なぜか寂しい気になった。若いので入院仲間に可愛がられたから、みなさんとの別れが寂しい。みなさんも早く良くなって今度は病院外で会いましょう。俺も果たして効いたのか効かないのか?神のみぞ知る。

2005年2月14日より出社。あれから1年以上経った現在異常なし。あの抗がん剤効いたのかな?効いたことにしよう!病気のことは忘れたいけど年に12回も病院に行けば忘れられません。けど前向きに。病気以前と生活変わりません。バリバリ仕事するのが一番の予防策かな?

勇気づけられた言葉、場面

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