がんになっても -がんの治療を、その人「らしい」生活のなかで。-

アストラゼネカ

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乳がん・前立腺がん・肺がんを中心に患者さん・ご家族の体験談、高額療養費制度などの情報を紹介

私からのメッセージ

垣添忠生さん
「医師として、がん体験者として、そして妻をがんで亡くした夫として」

早期発見すれば怖くない病気

――ご自身も2度、がんを体験されました。発見の経緯はどうだったのですか。

垣添忠生さん

 1度目は10年前のことです。職員健診で便潜血反応が陽性に出て、大腸の内視鏡検査をして3個のポリープが見つかって切除したのですが、そのうちの1個にがんが含まれていました。

 2度目は2004年に国立がんセンターに予防や検診の研究をするために開設された「がん予防・検診研究センター」で2005年4月に2日間の総合検診コースの体験受診をしました。このとき、左の腎臓に直径1cmのがんが見つかったのです。超音波検査で描出された影を見て、こんな早期で見つかるのだと感動し、必ず治ると確信しました。

――治療を受けて、どんなことを思われましたか。

私の場合はどちらも早く見つけることができて幸運だと思いました。国立がんセンターの総長が、この病気で死ぬわけにはいきませんから。すぐに左腎の部分切除をして、翌日からチューブをぶら下げながら院内を周回するなどして、体力維持に努めました。1週間で退院し、手術後2週間目にはジュネーブでWHOの会議に出席できたんです。そのとき思ったのは、やはり早期発見すればがんも怖くはない病気だということです。普通の病気と変わらないということを感じました。検診の体験受診で早期腎がんを発見することができたのは、がんセンターの研究部門だからこそ見つかったというラッキーな面はあったのですが、大腸がんを早期に発見し検診の重要性を知っていたからであることは間違いありません。

検診を受ける重要性

――早期発見すれば怖くないのでしょうか。

垣添忠生さん

 一般的に、がんが全身に広がる前に見つけて治療すればよい結果が得られます。

 また、早期発見すれば治療の選択肢が多い。乳がんの乳房温存手術がよい例です。患者さん自身の身体的・精神的負担の軽減にもつながります。でも進行してからではそうはいきません。手術や放射線などの治療ができなくなっていたり、手術しても再発の危険性が高くなったりします。抗がん剤やいろいろな治療を組み合わせるので、患者さんの負担になり、患者さんの負担は家族の負担にもなります。

 たとえ自覚症状がなくても、自分は大丈夫だと思っていても、検診を受けてほしいと思います。

皆さまの体験が誰かの生きる力になります

「自分らしくがんと向き合う皆さんの姿、想い」
「患者さんからご家族への想い」「ご家族から患者さんへの想い」

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