がんになっても -がんの治療を、その人「らしい」生活のなかで。-

アストラゼネカ

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乳がん・前立腺がん・肺がんを中心に患者さん・ご家族の体験談、高額療養費制度などの情報を紹介

私からのメッセージ

上原 弘美さん
看護師、患者、両方の経験をもつ「ぴあナース」として
患者さんと医療者をつなぐ心の架け橋をめざす

Vol.2 患者仲間、医療者、そして家族とのコミュニケーションが、
「自分らしさ」を支える力に

大事なのは自分が納得して治療を受けること

二度、三度とがんと診断され、ずいぶん周りの人に助けられました。
入院中は同室の先輩患者さんでした。同じ病気だから気兼ねなくいろいろな話ができます。これは助かりました。その患者さんとのつながりで違う部屋の患者さん、そのつながりで先に退院された患者さんと輪が広がります。
退院後にも一緒に食事をしたり、おしゃべりをしたり。互いに元気でいる、頑張っていることを確かめ合う。先輩患者が困難を乗り越え自分らしく生きている姿に勇気と希望がわいてきます。
それだけで互いに励まされ、自分も生きている意義を感じることができるのが患者仲間との時間です。

医療者には、治療法の選択に迷ったときに相談し、親身なアドバイスをもらいました。
三度目のがんのとき、子宮を失うことに抵抗があった私は、いろいろな人に相談しました。不妊症に悩む友人の看護師は、「自分なら卵巣・子宮の全摘手術はしないが、妹がそうなったら命には代えられないので全摘を勧める」と、実に正直な答えをくれました。
婦人科の主治医(女性医師)に「先生だったらどうしますか?」と聞くと、即答はせずに、しばらく沈黙が続いた後に「私だったら、全摘します」と答えられました。
これはどちらの答えにかかわらずありがたかったですね。同じ女性として自分のことのように真剣に考えてくださいましたから。
乳がんの主治医にも相談し、「がんでない二割の可能性に賭ける道もあるよ」というアドバイスをもらい、最終的にはその考えを婦人科の主治医に伝えて治療をお願いしました。
自分がどう生きたいのか考え納得して治療を受け、結果として子宮も全摘せずに残すことができたのはうれしかったですね。

ずっと変わらずに気にかけてくれる家族のありがたさ

上原 弘美さん

家族には病気になってからずっと支えてもらいました。
いつも側にいるだけにこちらの調子が悪いときなど、ときに煩わしいこともありましたが、やはりずっと心配してくれる、どんなときでも変わらず私のことを気にかけてくれる。

この思いを絶えず感じることができたからこそ、「がんになった私ってダメな存在なんだ」と、何度も折れそうになった心を、どうにか立ち直らせることができたような気がします。

皆さまの体験が誰かの生きる力になります

「自分らしくがんと向き合う皆さんの姿、想い」
「患者さんからご家族への想い」「ご家族から患者さんへの想い」

このようなテーマで皆さまからの
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