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私からのメッセージ

松井志子さん
情報が欲しくて、自らがん患者会を設立
がん治療ネットワークナビゲーターとして
今度は私が患者さんに寄り添いたい

卵巣に痛みを感じ緊急搬送され、手術2時間前にがん告知

松井志子さん

最初は、排尿時に少しずつしか出なかったことがきっかけで、かかりつけ医である内科・婦人科がある医院に向かったんです。先生もさほど深刻には捉えず、ついでに、くらいの気持ちで受けた超音波(エコー)検査。そこで、もともとあった子宮筋腫が大きくなり、崩れているようだとのこと。紹介された別の病院での検査でも同様の診断で、2カ月後に手術を行うことになりました。

ところが、診断から1カ月後のある日、強い腹痛を訴えて救急車で運ばれ、卵巣の腫瘍が破裂したと判明。そして、手術2時間前に「卵巣がん」だと告知されました。緊急手術だったため、まずは子宮と卵巣を摘出。抗がん剤治療を4クール行った後に、リンパ節と大網(たいもう/腸を覆っている腹膜)などを切除する手術を受けました。

がん治療を開始して、真っ先に行ったのは「自分の物の片付け」。我が家は夫と息子3人の男性ばかりなんです。私にもし何かがあったとき、彼らに後片付けさせるのは申し訳ないと考えてしまって。女性の物は扱いにくいかもしれないですしね(笑)。軽トラックの荷台が一杯になるほど、荷物を整理して過ごしました。

がんと知らされて、不安を抱えて過ごす方も多いと聞きます。私は、卵巣がんであると知ったのは手術直前だったので、頭の中は真っ白になったけれども、悩んでいる時間も余裕も全くありませんでした。それに、私は実は30代からリウマチを患い、その上、子宮筋腫や子宮内膜症など何十年も「病気」というものに向き合ってきたので、ほかの患者さんに比べ、精神的に強く、頑張れる気持ちを持ち合わせていたのかもしれません。これは、今思うと、幸いだったようにも思います。

5年後にがん再発。動けずつらい時期も経験

卵巣破裂の緊急手術から5年後、がんの再発がわかりました。手術でがんを取り除くことができたのですが、術後の回復に時間がかかり、ICUにて長く入院することになりました。治療や栄養補給に加え、持病であるリウマチの投薬も続けていたため、ベッドの上でほとんど身動きが取れず、親族以外は対面することもできなくて、時間が過ぎるのを待つ日々を送りました。それまで毎日時間に追われ、アクティブに過ごしてきた私にとって、これまでの治療で最もつらい期間でしたね。

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