甲状腺がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

甲状腺がん 25歳 女性 会社員

首元にしこりがあったことは数年前からわかっていましたが、それが目立って気になり始めたので開業医の耳鼻科を受診。
甲状腺だけでなくリンパも少し腫れていたことから、悪いものの可能性が高いとのことで、その後すぐに市民病院へ紹介されて検査を受けました。
細胞診ではその中身が何かが分からなかったのですが、その特徴や肺にも影があったことから濾胞がんを疑われ、甲状腺全摘出、右頚部リンパ郭清の手術をしました。
現在は、仕事にも復帰し、肺の治療に向けて準備している段階です。

自分の生活、人生が約1ヶ月で急変したこと、その間で膨大な情報を全て受け入れなければならなかったのがとても辛かったです。

勇気づけられた言葉、場面

気を強く持たなきゃ!という一心で、人前では感情をださないようにしている自分がいることに気づきました。
ですが気を緩めるたり、話し始めたりすると訳がわからないくらい涙が出てくることが今でもあります。
そんな時に母は、「泣ける時に泣かなきゃ。そんなに我慢しなくていいんだよ。」と言って話を聞いてくれました。
気持ちの吐け口を見失っていた私にとって、この一言にとても救われました。感謝しています。
心配や慰めよりも、こういった言葉の方が私にはありがたかったです。