すい臓がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

すい臓がん 68歳 男性 自営業

2019年8月にHbA1Cが7.2、9月に7.7、10月に8.2とうなぎのぼりとなり、担当の糖質制限医の先生に糖質の摂りすぎと注意されたので、「いや最近は1日に糖質は20g程度しか摂っていません、すい臓がくさっているのでは?一度精密検査お願いします」とお願いしました。その結果、血液検査で腫瘍マーカーの値が高かったため、近くの総合病院で3日後にCT検査をし、3cm程度のがんが見つかりました。その後、11月に手術、1月に退院しました。
結構大きいがんだったので、当初抗がん剤だけで余生を過ごしたいと先生に申し出たのですが、「幸いなことに目に見える転移とかはないので、ぜひ手術をしなさい。」と励まされたので快諾しました。
11時間の手術、がんの大きさは、3x1cm。術後の検査ですい臓内のリンパ節に転移が認められ、ステージV。手術ですい臓1/3切除、十二指腸、胆嚢は全摘、胃は1/3切除。
手術2日後からトイレへ歩いて行ってました。何しろ体からチューブが10本以上出ていましたので歩きづらく、点滴を持ち歩くことが一番つらい思い出です。
本を読むにも気力がわかず、テレビも料理番組を中心に楽しんでいました。
退院後30日から飲み薬の抗がん剤を2週間服用後、1週間は服用休みのパターンで服用継続中です。
2カ月の入院中に主治医の先生の顔を見ない日は2日だけでした。68歳の老人に対する、先生、看護師さんたちの献身的な治療に、残りの余生を大切に過ごさねばと思う昨今です。
仕事でも、今までよりお客様の身になって励まねばと思う昨今です。
趣味はバラの栽培とアマチュア無線、今は趣味と実益兼ねて、梅の花の栽培を始める所存です。花を楽しみ、香りを嗅ぎ、梅干し、梅酒。これらは趣味と実益。願わくはバラのように4期咲きですが贅沢を言えば罰が当たります。

勇気づけられた言葉、場面

「せっかく世界一の医療の進んだ日本に人間として生まれたからには、精進して天性を全うしてください。」と内科の先生に励まされた。
「3人目の孫が大きくなるまで弱音吐くなよ」と息子に励まされて。

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