甲状腺がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

甲状腺がん 57歳 女性 会社員

15年ほど前に首にしこりと痛みを感じ受診。細胞診で甲状腺がんと告げられた。
1カ月後に右側の甲状腺とリンパ節を4時間ほどの手術で切除。12年ほど経過観察で大きな問題もなく過ごす。
3年ほど前の検診で再発、肺に多発転移が確認された。大学病院を紹介され残りの甲状腺、縦隔部を手術で切除。
2回の放射線照射をおこなうも効果はなく。現在、肺に転移したがんの大きさが2センチを超え、分子標的薬を勧められている。
しかし、副作用が出て生活の質が下がる可能性があり、副作用が出た場合は対症療法で更に薬を飲むことにとても抵抗がある。もし途中でやめると、抑えていたがんが急激に増幅する可能性が高いらしい。
現在の症状は、血痰と背中の痛み・胸側の痛み(我慢できない痛みではない)大小のがんが両側の肺にあり、気管支の近くにもあるらしい。残りの人生は少しかもしれないけれど、呼吸が苦しくなるまではこのままで行こうと思っています。
3匹のにゃんこと3匹のわんこを看取るまでは死ねない。

勇気づけられた言葉、場面

耳鼻咽喉科の先生は割と重い感じに話をするが、放射線科の先生と話すと少し楽になる。特に何かを言ってもらえたわけではないけど。当事者しかわからない。夫でも同じ。再発のときに、親が「代わってあげれたら」と言ってくれた。