その他のがんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
家族
  • がんの治療を終了

その他のがん 31歳 女性 

【原発不明の腰骨その他への転移がん】
結婚して1年、出産して数ヶ月でがんと診断された。「腰が痛い」と言っているうちに動けなくなり、救急車で運ばれた先で告知を受けた。一時は家族と離れ、がん専門の漢方医院に入院していたが、原発巣も不明のまま。転院して戻ってきても、なすすべも無く時間と共に骨がどんどん蝕まれ、顎、首、そして脳へ転移。それでも彼女は笑顔を絶やさず、麻痺して足先から感覚を失ってきている恐怖を語りながらも頑張り続けた。それでも、いつも「治る!」という意気込みを感じさせられた。同じ年、子持ち、と共通する部分が多く、「私だったらどんな思いで過ごすだろう」と思い悩むのに、彼女はこっちが戸惑うほどの明るさで、「生きる」事への執着、意味を考えさせられた気がする。最期まで生きる事を諦めなかった。家庭をもった幸せを実感する間もなく、自分の子供を抱っこすることもできないまま、結局その数ヵ月後に「ありがとう」と言って天国に旅立った。本当に向日葵のような人だった。あれから4年。ほんの数日前が彼女の命日でした・・・。

勇気づけられた言葉、場面

自分ががんである事を受け入れ、痛みや麻痺と戦いながらも明るくたくましく生きようとしていた。

-面会時にいつもそういう姿勢が見受けられた。

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