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コミュニケーションギャップの例
〜原発と転移〜

コミュニケーションギャップの例〜原発と転移〜 コミュニケーションギャップの例〜原発と転移〜

少し難しいけれど、大切な専門用語

がんの治療で使う場合の「原発性」や「原発巣」とは、はじめにがんが発生した場所のことを言います。転移とはそのがんが血管やリンパ管などを通じて別の場所へ移動し、増えることを指します。
原発性と転移性の違いについて、具体例を使って表現すると、下のようになります。

  • 原発性肺がんは、肺の細胞が変化して発生したがんです。
  • 肺で発生したがんが肝臓に転移してできたがんは、肺がんの転移巣あるいは転移性肝がんと呼ばれます。

肺と肝臓のがんに対し、主治医が肺がんの治療を提案したのはなぜ?

原発性肺がんで転移性肝がんの患者さんの場合、まず肺がんの治療をすることになります。この患者さんの肝がんは、もとは肺で生じたがん細胞が肝臓に移動して増えたもので、その性質は肺がんの特徴を受け継いでいるからです。
肝臓にがんがあれば、どれも同じ肝がんではないかと思われるかもしれません。ですが、肺の細胞と肝臓の細胞は、形も働きも性質も大きく異なります。
肺の細胞が変化したがんは肺の細胞の特徴を持っており、肝臓の細胞から変化したがん細胞は肝臓の細胞の特徴を持ちます。そのため、病気の進み方も効く薬も違い、治療方針も別のものになります。冒頭の患者さんの場合、肝臓に移動したがんも肺がんの特徴を持っていますので、肺がんの治療をおこなうことで効果が期待できます。
このケースのように、複数の臓器にがんが発見された場合、どこが原発巣なのかを診断することが治療方針を決めるうえでとても重要です。

原発と転移はどうやって見分ける?

複数の臓器にがんがある場合、CT検査やMRI検査、FDG-PET検査などの画像検査でそれぞれのがんの大きさ、浸潤の状態などを見て判断します。最終的にはがんの細胞を取ってその性質を確認する検査(病理検査)などをおこなうことで、どこが原発巣なのかを判断します。

あなたの状態に合った治療方針について、しっかり理解を

がん治療では、「原発巣」がどこにあり、どのような特徴を持つ細胞であるかが、その後の治療方針を決めていくうえでとても重要です。医師はあなたの状態に合った治療方針を立てますが、説明を受けても難しくてわからないことがあるかもしれません。それは患者さんにとっては当然のことです。そのときは、ことばの意味も含めて医師に遠慮せず聞いてみましょう。治療方針をしっかり理解するのはとても大切なことです。

監修:国立がん研究センター がん対策情報センター

2019年9月掲載

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