乳がんの体験談
悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。
- みなさまの
体験談 - 患者
- がんの治療を継続中
乳がん 29歳 女性 会社員
昨年の6月、胸のしこりを自分で見つけすぐに検診を受けました。
結果は右乳がん。
乳房温存手術を受けましたが、しこりがわりと大きかったので胸はほとんど残りませんでした。
術後の大きな傷跡を見て、まだ20代、結婚もしていない、と絶望してからもう1年が過ぎようとしています。
今は16回の化学療法を終え、放射線治療を始めるところです。
片方の胸をなくし、全身の毛が抜けた今、苦しくて泣きたくなることは毎日のようにあります。
でも病気になったことで健康な時には知りえなかった生きていることのすばらしさを知りました。
毎日の一瞬一瞬を大切に生きることができるようになりました。
勇気づけられた言葉、場面
術後初めて自分の胸を見て絶望していたとき、大切な人に
「胸に傷があっても、胸張って生きろ。傷ついた分、ひとにやさしくできたらそれでいい」
と言われました。
このひとことで救われました。