悪性リンパ腫の体験談
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体験談 - 患者
- がんの治療を継続中
悪性リンパ腫 29歳 女性 会社員
2008年7月に菌状息肉症と診断されました。皮膚の悪性リンパ腫です。医師から伝えられた時は、正直信じられませんでした。生まれてから今まで、ほとんど風邪ひとつひかず、健康だけが取り柄で28年生きてきた私が、まさかガンになるとは。
でも、医師の表現の仕方、伝え方のおかげか、そのときは、特に取り乱すこともありませんでした。幸い他に転移などはなく、菌状息肉症は、一般的には悪性度の低い悪性リンパ腫で、ステロイド軟こうによる外用療法と経過観察で現在は落ち着いています。それでも悪性(悪性リンパ腫)であることに変わりはないのですが。。。「病気になんて罹らない」という絶対的な自信を持っていた私が、28歳であっさりガンになりました。
「何がいけなかったんだろう」と考えた時期もありました。人生は、いいこともわるいことも、何が起こるかわからないけれど、意味のないことは起こらないと考えています。これからの生き方を真剣に見直すいいきっかけになったと思っています。毎日を充実させることに一生懸命になるようになりました。そして1日1日に感謝するようになりました。すべてのことに後悔したくないので、以前にもまして積極的になり、ものごとに対して肯定的になりました。「悪いことばかりではないな」と、強がりではなく、こころから感じています。
勇気づけられた言葉、場面
医師から皮膚がんだと伝えられた時。「全然落ち込むことはない。あなたがどう思うかはわからないけど、私は「診断がついた」「原因がわかった」ということが何よりよかったことだと思う。なぜならこれからどうしていけばいいかがわかったから。がんであることは残念だけれど、治療法があるからむしろ、今までよりも安心していていいと思います。」大学病院に通院してからも、数か月原因がわからず、私も医師も悩んでいたので。一生懸命必死で原因をつきとめようとしてくれた医師の姿勢に感謝しています。これがスタートだったおかげで、私は前向きにがんとむきあえたと思っています。