子宮がんの体験談
- みなさまの
体験談 - 患者
- がんの治療を終了し、定期的な検査通院中
子宮がん 38歳 女性
7年前に子宮体がんになりました。
最初の町医者で頸がんじゃないかという事で 県病院を紹介いただきました。
そこで下された診断結果は、子宮体がんでした。
このがんは高齢者の方がほとんどだったので先生もビックリしてました。いわゆる子宮の入り口ではなくて中にできるがんです。
原因を先生に聞いたところ、 ストレスは勿論、ホルモンの関係。外国では若い人も多いけれど日本も多くなるのかな〜と言ってる矢先、 私よりも若い方が隣のベッドに入院。 なんと私と同じ子宮体がんでした。 日本の生活が代わり、食もかわり、仕事や文化が変わっていくと病気も変わっていくものですね。
私は結婚していましたが子供はできませんでした。 生理も不順でホルモン注射をしていた事も今考えるとあまりよくなかったかもしれません。がんと子供はできないという2つの告知を受けました。
とにかくなってしまったものはしょうがない。
治すしかない!若いとがんの進みが早いからすぐに手術しましょう という事でした。
子宮体がんの治療はかなり大変です。
全摘出手術→化学療法 半年以上の入院です。
膀胱付近の神経がどうしても少しダメージがあるので 排尿の訓練もありました。
化学療法剤は副作用もありました。
毎年毎年、不安にもなります。
腫瘍マーカーがほんの少し上がってしまったことがあり、 ビックリしました。
ゆっくり寝る生活に戻すと、 腫瘍マーカーは自然に下がりました。
女性特有の病気です。精神的にも肉体的にも
あとあと、ホルモンのバランスがくずれ早くに更年期障害の症状がでますが気にしません。
変な話ですがセックスもできます。恋愛もできます。
前よりも元気になりました。一皮むけたかんじです。
そして今この病気になってみて思うのは仕事中心でガツガツ働く人生も確かに華やかだったけど、 ゆっくりのんびり生きるのも悪くないなーと思いました。体と心が健康でなくては、生きるという事は辛いです。
人よりもほんの少し病弱かもしれないけれど、精神は前よりさらに強くなったような気がします。
恋はビタミンです。
何かに夢中になる。何かを好きになる。
勇気づけられた言葉、場面
治療が辛くて、弱気になっていた私に母が『私よりも早く死んだら親不幸だからね!』と泣きました。
それを聞いた夜、私は強く生きようと決意しました。
自分自身毎日病室から月をみて思っていたことです。
失うものが大きければ大きいほど
入ってくる幸せはもっと大きい
絶対に私は幸せになる
絶対に私はもっと輝く