乳がんの体験談
悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。
- みなさまの
体験談 - 患者
- がんの治療を継続中
乳がん 59歳 女性 自営業
知人のドクターの触診で全てを悟りました。私は乳がんかもしれないと。
自身では以前から左胸の内側下部に気になるしこりがありました。ずっと乳腺症だと自分に言って聞かせていた日々でした。「私ががんになるはずがない」と。誰よりも活発で健康だけが取り柄で嫁いできたし、4人の子供を産み育て仕事も充実し、夫との海外旅行が唯一の楽しみでした。
すぐに受診し、検査の連続。既に病気を感じていたものの、ドクターからの言葉には絶句、頭は真っ白になりました。ステージ4で脳に転移がありました。それでも「私が死ぬはずはない」と直感しました。それからは脳の治療もあるので病院を変え治療を開始しました。抗がん剤の治療がスタートし、1回目の投与でがん細胞が動いている、薬が効いていると実感しました。前向きに効いてる、効いてると本当に思いました。すると、投与開始から2カ月でしこりが消えていました。主治医に伝えると信じられないという表情でしたが、CT検査で確実になりました。同時に脳の腫瘍はガンマナイフで取り除き、引き続き検診を受けています。乳がんの手術はする事なく、現在は分子標的薬のみで変わりなく生活しています。
勇気づけられた言葉、場面
別の知人ドクターから深刻に考えすぎず、治るとイメージして楽しい事を考えて暮らしましょう。と支えられました。家族からのフォローもたくさんありました。マイナスな事を考えないように家族で過ごしました。