胆管・胆のうがんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
家族
  • がんの治療を終了

胆管・胆のうがん 42歳 女性 

会社を辞めて2年。病気がわかる前は、ハイキングと写真が趣味の父でしたが、昨年夏頃食欲がなくなり、病院の検査で胆のうがんが見つかり、11月に手術をして半年で亡くなりました。手術前がんをはっきり告げず、意志決定させたことを聞き残念でなりません。

私は術後あれこれ調べ、セカンドオピニオンも父に内緒で聞きに行きました。聞くと手術の方法もいろいろあり、そもそも病院選び、先生選びも予後を大きく変えるのだと思いました。 身近でがんになった方がいらしたら、よくよく調べて悔いのない治療を選んでください。

勇気づけられた言葉、場面

肝臓が悪くなり黄疸が出てからは痒みに苦しみましたが、泣き言、恨み言一ついわず、淡々と好きな読書やテレビを見たりして過ごし、痒みを紛らわすためハッカを垂らしたお湯で身体を拭いてもらうのを楽しみにしていた。皮膚を傷つけないようタオルなどで軽くこすってあげると気持ちよさそうに寝てしまうこともあった。個室だったので、携帯が使え、病院に行けないウイークデーは電話すると喜んでいたようです。休みの日病院で5時間くらい過ごすと、就学前の孫達は飽きてしまうので、父は気を遣い、近くの遊び場を教えてくれた。病気になって、自分がいかに父が大好きだったかを知った。自分が辛くても皆を思いやる冷静な父の態度にいつも感心し、私の方が励まされ、勇気づけられた。子供達にとっても、亡くなった今もやさしくて面白いおじいちゃんです。

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