肺がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

肺がん 68歳 男性 その他

64歳の時に定期健診で受けたCTで、右肺7mm、左肺は縦郭に14mmの腫瘍があると分かった。細胞を取って調べるために手術を受け、至急検査の結果がんとのこと。その後、手術を続けて右肺下葉部位を切除、左縦郭がんは殆ど壊死していたがリンパ節を切除し、後日細胞診で、右、左肺は同じがんだとして、ステージ4を宣告された。がん腫も未分化がんであり、原発不明がんとのこと。術後の抗がん剤治療は受けなかった。
その後、セカンドオピニオンで肺がん専門の病院へ転院。1年ほど過ぎた時点で、胸膜播種と言われ、肋骨5番目、6番目に腫瘍が見つかりました。一部を切除し、遺伝子検査をしましたが、結果、遺伝子異常も見当たらず、大学病院でも細胞は未分化がんとのことでした。
治療をどうするか悩みましたが、胸膜播種は治らないとネット検索でいろいろと掲載されていたので、自然に生きる事を決めました。1年程生活している間に右脇腹がコリコリするようになり、検査を受けたところ、既に6番目の肋骨は骨折していました。そこから抗がん剤を6クール点滴しましたが、効果が得られず、骨折した肋骨部位は放射線治療(10日間連続を受けました。その後、ろれつが回らなくなったことから、脳転移が分かり、ガンマナイフ治療を受け、免疫チェックポイント阻害薬での治療を選択。その時点では、PET検査で胸膜播種は背中まで数多く、股関節なども数か所光っていました。治療を受けた結果、効果が得られ、継続して現在28回も点滴を受けています。

勇気づけられた言葉、場面

外科医師、放射線医師、腫瘍内科医師等の選択も大事なこと。セカンドオピニオンで色々病院を回って、肺がん専門の医師を見つけたのも大事なことと思っています。
不安、心の問題も含めて看護婦さんのアドバイスは非常に励みになっており心強いです。