肺がんの体験談
- みなさまの
体験談 - 患者
- がんの治療を終了し、定期的な検査通院中
肺がん 56歳 女性 パート・アルバイト
2020年10月に会社の毎年恒例である健康診断をやった。
脂質は毎回B判定で、他は全てA判定。健康で元気が取り柄の私でした。
今回初めて胸部X線がB判定という結果に驚いた。信じられずというより、信じたくなかったので、総合病院で同じ検査をした。結果は、2cm×1.5cmの腫瘍が見つかった。気管支鏡で検査をおこなうため、がんセンターへ行きました。そこで肺腺がんと言われ、頭の中が真っ白になった。先生から早く見つかって良かった。と言われた一言が、救いの言葉だった。
それからがんとの戦いが始まった。2カ月の間にPET/MRI/CTとやった事のない検査。ロボットでの手術を選択し、2021年5月に左肺の半分を切除する手術をした。手術は4時間半で終わっていた。
ICUのベットでは、肺塞栓/エコノミークラス症候群を防止するため両足にローラーが付けられていた。左側に手術後の4つのキズ。腰には管があった。ICUの中は長く感じた。
通常病室に戻ると、尿の管を取り歩行ができるかを試しながら歩いた。その後2日程で腰の管も外れ、入浴もできるようになり、本格的なリハビリがスタートした。自分でできる事は病室でやり、後はリハビリの先生と歩いたり、階段の登り降りをやった。息は苦しいが少し負荷をかけた方が良いという事で頑張った。手術後の痛さは少しずつ緩和していった。予定通りの8日後に退院ができました。
自宅に戻り普通の生活ができましたが、管の後が痛いのとその付近が痺れが電気が走ったように今も続いている。個人差はあるが徐々に緩和されると言われた。
退院9日後、初めての通院で血液検査とレントゲンを撮り順調だった。運良くリンパには転移していませんでした。転移していれば抗がん剤治療や放射線治療などの治療が待っていたようだ。最終的にステージTA 2と言われました。
5年間何もなければ初めて完治…祈りの5年間です。
父の肺がんの時とは全く違う。医学は進み続けている。がんも早期発見/早期治療で良い方向になるんだと実感しました。
神様が私に乗り越えられる試練を与えてくれたと思います。乗り越えた新しい命に感謝して毎日を過ごします。
勇気づけられた言葉、場面
先生からの「早く見つかって良かった」
家族には「お母さんは1人ではない。私達も一緒に戦うから大丈夫!!!」
叔母からは「どんなに苦しくても痛くても時間が過ぎれば結果は出ている。解決している」