乳がんの体験談

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

みなさまの
体験談
患者
  • がんの治療を継続中

乳がん 44歳 女性 

初発から7年と半年経ち、その間、2回の再発・転移があり、現在通院で化学療法をしています。 乳がんになってしまったものは仕方がない、と結構開き直れて、盲腸を切るような感覚で手術や治療を行ってきました。 当時、インターネットがここまで普及する前だったので、少ない情報の中で乳ガン患者会との出会いがあり、この出会いが、私を救ってくれたと言っても過言ではありませんでした。勿論、家族や友人の支えも大きいのですが、何と言っても、同じ体験をした仲間と一緒に話す時、何でも理解してもらえそうな安心感がありました。 現在、3度目の治療を行っていますが、さすがに今回はもう、薬が効かなくなるまで薬と付き合っていく覚悟が出来ました。 治療をしながらいつもの日常を送ることが私の一つの目標です! また、半年前から「ポタニカルアート」の出会いがありました。昔から絵や植物には興味が有りましたが、小さな草花を見つめ、植物からのエネルギーをキャンバスに向ける時間がとても癒されます。自分の命の時間を意識したこの頃は、余計に「生」の大切さを実感しています。

勇気づけられた言葉、場面

3年前の2002年6月に再発転移で3ヶ月入院していた時、抗ガン剤治療当日、初体験ではないのにとても緊張をしていた私に、担当の看護師さんが私の手をそっと握ってくれ、「一緒にかんばろう」と、短いありふれた言葉でしたが、私は勇気づけられました。 最近のことですが、ポタニカルアートの先生はクリスチャンで、先生の作品を1点購入したのですが、その作品に「苦しみに会ったことは、私にとってしあわせでした」と言う旧約聖書の一文が記されていました。 その言葉は、まさに今の私そのもの! 生かされている自分に感謝と、覚悟を決めた想いの入り交じった気持ちが、この一文に表現されていると思った。

検索結果一覧に戻る