みなさまの体験談|白血病

悩みや不安を抱えたときにどのようにがんと向きあえばよいのか。
自分らしくがんと向きあう患者さんやご家族の体験談・メッセージなどをご紹介します。

白血病

白血病は大別するとがん細胞が急速に増加する「急性白血病」とゆるやかに増加する「慢性白血病」の2つに分けられます。急性白血病には「急性骨髄性白血病(AML)」「急性リンパ性白血病」「リンパ芽球性リンパ腫」「急性前骨髄球性白血病」などがあり、慢性白血病には「慢性骨髄性白血病(CML)」「慢性リンパ性白血病」「小リンパ球性リンパ腫」などがあります。
このうち、急性骨髄性白血病は白血球のもとである骨髄芽球に遺伝子異常が起こり、がん化した白血球細胞が急激に増殖することで発症します。主な症状には貧血状態による息切れや動悸、感染による発熱、出血や出血斑など造血機能の障害から起こるものと、肝臓や脾臓の腫れ、歯ぐきの腫れや痛み、腰痛や関節痛など白血病細胞が臓器に浸潤することで起こるものがあります。発症要因は染色体や遺伝子異常による急性前骨髄球性白血病、放射線治療による二次性白血病以外は特定できていません。主な治療法は抗がん剤による薬物療法です。

慢性骨髄性白血病は、白血病全体の約20%を占める疾患です。造血幹細胞に異常が起こり、白血球が無秩序に増殖するものですが、進行には時間がかかります。初期には症状はほとんどありませんが、進行すると貧血、倦怠感、無力感などがあらわれます。発症要因の多くは染色体異常です。
1年間に初めて白血病と診断される人は10万人あたり9.7人。高齢になるほど増加します。
慢性骨髄性白血病の治療は分子標的薬による薬物治療が中心で、造血幹細胞移植術がおこなわれる場合もあります。

出典:
国立がん研究センター がん情報サービス「それぞれのがんの解説」
国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」(2015年)

全3件 1〜3件を表示(2023年3月更新)

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