みなさまの体験談|腎臓・副腎がん
腎臓・副腎がん
腎臓は腰の位置に左右一つずつあり、主な働きは血液をろ過し、尿にすることと、血圧や造血をコントロールするホルモンを生成することです。腎臓に関係するがんには、尿を作る腎実質の細胞ががん化する「腎細胞がん」、尿が集まる腎盂と尿を膀胱へ送る尿管にできる「腎盂・尿管がん」、腎臓の上部にある副腎に発生する「副腎がん」があります。一般に、「腎がん」とは「腎細胞がん」を指します。
腎細胞がんは進行すると血尿や背中・腰の痛みが出てきますが、特徴的な症状はありません。発生要因には喫煙と肥満があげられます。標準的な治療法は手術ですが、がんの進行状態により、薬物療法や放射線治療をおこなうこともあります。
腎盂・尿管がんの主な症状は血尿です。腰や背中に痛みを発生する場合もあります。発生要因には喫煙やフェナセチン含有鎮痛剤などがあり、フェナセチン含有鎮痛剤は現在使用されていません。主な治療法は手術です。
腎臓および尿管のがんと新たに診断された人は1年間に10万人あたり20.7人で、男性が女性の2倍以上多くなっています。
副腎がんは大きくなると腹痛や腹部膨満感といった症状が出ます。新たに診断される患者数は1年間に約390人と少なく希少がんの一つです。
出典:
国立がん研究センター がん情報サービス「それぞれのがんの解説」
国立がん研究センター がん情報サービス「がん登録・統計」(2015年)
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- 患者
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- 腎臓・副腎がん 59歳 女性 パート・アルバイト
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現在は大学病院にて2週間ごとに治療を受けています。
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